エスカレーターストーリー



大江戸線六本木駅ホームから地上へ向かう、長い上りエスカレーター。


乗っていると、逆側(下りてくる側)エスカレーターに美女が。


男とは悲しい生き物。ボーッと、無意識に見てしまう。


視界の前方→真横→後方と進む彼女を追ってshingoの目も何となくスクロールして行く。


名残惜しいが、もはや彼女の後姿。


ふと、そこからさらに目をスクロールし、180度後方(shingoの真後ろ)を見てみた。


すると、shingoの後ろに乗っている男たちも全員、その女性を見つめているではないか!





真後ろのリーマンと目が合う。


んで、彼も振り返り、後方の男たちが整然と連なってその女性を眺めている絵を見て、言った。


「こっちも美しいな!」





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