第一話 王将の阿修羅






~jetとは?~オニヤンマ。shingoとほぼ同時期に生まれる。親はいない。jet機に憧れて自ら命名。





部屋を飛んでおるとshingoは夕飯におでかけ。


ついて行く。


で、相も変わらず王将のよう。





王将はドンキホーテに似ていて好きだ。


ポップにカオスしている☆(大阪王将のことじゃないよ♪)


通常メニューの他に、


壁にはイレギュラーメニューがあったりして、店によって違うみたいでゆるい。


shingoはこてまろラーメンをorder。


これは壁に「2004年ラーメンに挑戦した一人の男がいた」とキャプっているシロモン。


(いやー、楽しい☆)





んなことはどうでもいいんだけど、とにかく王将で働いている者たちは猛者。


数々のオーダーを王将用語でやり取りし、聞き直している様子は皆無。


(一番お馴染みの例では「餃子1皿」が「イーガー コーテル」の、ア・レ・ね。)


皿も若手が洗ってるんじゃなくてベテランぽい人が洗ってる、その辺もjet的にはたまんない。





そんな猛者の中に、@新宿店。オーダー+レジを担当する阿修羅がいる。


とにかく速い。


そして太子レベルに同時に物事をこなす。(聖徳ね。)


右の客にソーハン(焼き飯)を出しながら左の客に「ご注文は?」と聞いた直後に


入り口から入ってきた客に「お持ち帰りですか?」と聞きながら後ろの客の皿を下げる有様だ。


「この女には勝てない」と、jetが同じように王将でバイトする図を妄想しながら悲嘆に暮れる。


と同時にこの女と結婚したくなる。


「確か」だからだ、何かが。





shingoが「この海老、何海老ですか?」と追加注文した中華飯にまつわる謎の質問をした際も、


顔はこちらを向きながら「山本ーっ」と後方に声を出し山本に海老情報を答えさせながら


出来上がったテンハン(天津飯)を左手で受け取り、


右手で空いた醤油の瓶に新しい醤油を詰める有様だ。もちろんshingoに笑顔を向けたまま。





そんな中、shingoの隣に座る太った男は、美味しんぼを読みながらソーハンにガンガンにコショウをかけていた。


美味しむつもりなのか。





阿修羅ガール





第二話 韓流のワナ(ストーリー)






※さて前回、質問のメールが来たためお答えするが、jet(私)はトンボである。


(人間には『オニヤンマ』という種として括られている。)


26年くらい前からshingoという男の上空を飛んでおる。





さて第二回。


土曜日にshingoの後について行くと、名古屋まで来てしまった。


名古屋はshingoの実家がある。





shingoは今回、目的を持って「帰名」した・・はずだった。


ペーパードライバー歴更新を止めるための『デスドライブ』(運転の練習)や、


医者になったばかりの高校時代の友人に急に慣れ慣れしくすることや、


「名古屋へつけ麺を伝道」というshingoの夢を先に越した名古屋大勝軒へのリサーチ、


名古屋club事情のリサーチ、


などなど多くのミッションがあった。





しかしながらそのミッションはすべて果たされずに終わった。


原因は韓流である。





shingoの母は、とにかくエンターテイメントにハマりやすい人物である。


shingoの母となってからも、TMネットワークに始まりaccessやKinKi Kidsなど


美形なスターにことごとく夢中になってきた。


そして今のニッポンで言わずもがなムーブメントとなっている韓流に現在は夢中になっていた。


shingoはそれをメールで聞いており、大久保の韓国エンタメコンテンツ屋で


お土産を購入していた。しかし彼もjetも韓流に全く興味は無かったのである。





はじまりは夕食後だった。


自然とお土産を渡し、冬ソナの話となった。そして「DVD観るか」と母に薦められた。


しかしながらshingoは周りの人間からストーリーを聞いていたし、


再放送を断片的に観ていたので「いいや」と断った。


すると、母は「じゃあこれは・・」という感じで、


春夏秋冬シリーズの(冬ソナはこの中の冬)


「秋の童話」を第一話から再生し始めたのである。


「はじめのほうだけ観てみてよ」と母に言われ、


「そんなに言うならはじめのほうだけ・・」と答えたshingo。


jet的にも、こちらを睨むこの家の飼い猫に注意しつつも、暇だったので観始めた。


主人公二人の子供時代3話分を「これはないだろー」とつっこみながらも


早い展開にそれなりに楽しんで観た。


しかしながら3話が終わったところで、全20話も観るのは辛いと、「でもこの辺で・・」とその場を離れるための言葉をshingoが言おうとしていた矢先である。


第4話で大人になったウンソ(ヒロイン)を演じる女優が登場したのだ。





ソン・ヘギョ(宋慧喬)


萌えた。


もうダメだった。


jet的には。もちろん動かなくなった様子から見て、shingoも同じ気持ちだっただろう。


※色々な家族関係が世にはあるが、非常に良好とはいえ、母に「この女優に萌えるぜ☆」と言えるshingoではなかった。





気付くとshingoの父は隣の部屋で就寝していた。


母は午前4時くらいまでは共に観ていたが、その後は眠っていた。


しかしjetもshingoも何と、全20話まで一気に観てしまったのだ!


徹夜嫌いのshingoに徹夜を可能にさせたのは何も「萌えエネルギー」だけではなかった。


最初はつっこみながら半ばバカにしていたjetもshingoも、


ストーリーの要所・要所でしっかり涙していったのであった。


「何という不覚!」と、涙を見られるのを避けながら。





連休の予定は大きく崩れ始めた。


観終わって寝て起きると、日曜はすでに夕方であった。


とそのタイミングで、どこぞに出かけていた母が帰宅した。


内心「ヤバイ」と思った。


その刹那、予感は的中。


今度は「夏の香り」という作品を再生し始めたのだ。


「観てはいけない!いけないんだ!」


shingoは心で呟いたに違いない。


しかし手遅れだった。螺旋階段は続いていた。





ソン・イェジン(孫芸珍)


萌えた。


もうダメだった。


jet的には。もちろん動かなくなった様子から見て、shingoも同じ気持ちだっただろう。


※色々な家族関係が世にはあるが、非常に良好とはいえ、母に「この女優に萌えるぜ☆」と言えるshingoではなかった。





気付くとまた観ているのはjetとshingoのみになっていた。


shingoの両親は居間でそのまま眠っていた。


午前4時頃、さすがに「四六時中映像を見続ける」という行為で頭痛がしてきた。


そこで全18話の3分の2のところで潔くshingoは席を立った。眠るために。jetもそうした。


しかしその時、戦慄した。


いつの間にか両親は起きて画面を観ていたのだ。


我々が寝室に戻った後も、両親はそのまま観続けたのである・・。





そして午前11時頃、我々が起きて居間に行くと、


今度は冬ソナを見始めている両親の姿があった。。





結局名古屋にいる間、韓国ドラマを観ただけの週末に終わった。


本日夕方東京に戻ったshingoが、「夏の香り」の続きをレンタルしたのは言うまでもない。





秋の童話 ~オータム・イン・マイ・ハート~ DVD-BOX


夏の香り DVD-BOX 1





第二話 韓流のワナ(解説)






何故韓国ドラマが日本人にウケるのか。


その理由は、よく言われることであるが、韓国ドラマで描かれる恋愛そのものが、


日本人の心の琴線を刺激するからに他ならない。





例えば「運命」という思想。


「人は皆、運命の相手と出会う」だとか、


「初恋の人と結婚に至るのが最も幸せなことである」だとか、そう信じられている。


例えば、愛情表現の描写。


ドラマの中では、キスシーンは1回くらいしかない。


愛情の表現はほとんどソフトな抱擁レベルだ。


恋人のいる者は、別の異性と何もなくともただ一晩一緒にいただけでも、その後で罪悪感に苛まれるのである。


(現在のリアル韓国社会では、そうではなくなりつつもあるが。)


例えば、登場人物。


理想の男性は誠実な王子様、理想の女性は貞淑な女性、として描かれる。


(このような恋愛の根底には、儒教やキリスト教の思想が流れている。)





このような恋愛は、共同体崩壊や無宗教のためモラルが無くなり、快楽主義が行くとこまで行っちゃってる現代社会日本では実現は難しい。


しかしながら考えてみると、我々日本人だって、小さな子供の頃は、そう信じていたはずなのだ。


藤子不二夫のマンガでも、宮崎駿のアニメでも、また少女漫画の世界でも。


だから我々日本人は、韓国ドラマに、ノスタルジーを感じながら、そこにユートピアを見るのではないだろうか。





夏休み、取ります。



明日から10月3日まで、jetはshingoにくっついて、


ミャンマーと中国の国境の街、モンラーに行って参ります。


いつまで経っても帰国しない際は、


「モンラーって街に行ったみたいですよ」、と


おまわりさん等に、恐縮ですがよろしくお伝えください。





第三話 詐欺というエンターテイメント






帰ってきました。


フロムサウスイーストエイジア。


今回から2・3回は旅ネタをお送りします。





以下、今回jetが感服したスペシャルエンターテイメントの詳細な記録である。


(記録的に無駄に細かく再現しているので読みにくいのはご了承を☆)





あれはshingoとミャンマーのモンラーからバンコクへ帰ってきて、南の島行き夜行バス出発までの間、映画でも観るかと、バンコクの渋谷、サイアムにいた時であった。





BTSサイアム駅周辺を歩いていたところ、一人のタイ人のおっさんが話しかけてきたのである。


「アー ユー ジャパニーズ?」


こういう場合、一応疑ってかかるのが旅先での基本である。


しかしながら今回の旅ではミャンマーでタイ人の金持ちおっさんにメシも宿もオゴられていたため、&ヒマだったため、話を聞いてみた。





おっさん(渡辺謙似)と連れの女性(安良城紅似)が言うにはこうだ。



おっさんの一人娘がタイ政府の奨学生に選ばれ日本の大学に来月から行くことになった。


なにぶん初めてだらけのことなので不安いっぱいである。


少し、日本のことを教えてくれないか。



shingoはミャンマーで世話になったタイ国の人間に恩を返せるかも、と「オッケイ」と答えた。






  • 謙 コギレイな紳士的な面長の男。40-50代。楽器を演奏する職。

  • 紅 かわいい顔した27歳女性。謙の姪。無職。コンピュータープログラマーになる勉強中。





アイスクリーム屋でアイスをご馳走になりながら話を聞く。



東大へ一年間だけ留学する一人娘のELENORは20歳で若いため、謙の妻は相当WORRYしているらしい。


first timeで分からないことだらけだが、例えば東京での住まい。


大学まで歩いて行ける物件はあるかと。安いか、と。



安いわけがない・・。


shingoはブルーになりながらだいたいの相場をバーツ換算して伝えると謙は黙った。


しかしshingoに話しかけた謙はラッキーだったと言えよう。


shingoはご存知の通り、東京の外人ハウスやドミトリー事情に詳しい。


shingoは、「徒歩は無理だが、ドミトリーならオススメをいくつか紹介できる」、と言った。


謙と紅に笑顔が溢れた。


また、ELENOR用にクレジットカードを作りたいが、「タイのこのカードで日本でキャッシング可能か」、とVISAカードを見せられた。


大丈夫と、shingoが言うと、「同じか」、と聞かれたため、shingoも自分のカードを見せて安心させた。





こんな感じで、いくつかの不安を解いていくと、謙がケータイを取り出した。


「紅の姉が日本語ができる」、と。


確かに紅は英語に問題は無かったが、謙もshingoも英語に問題があった。


なにしろ紅の姉は日本人の旦那がいたことがあり、日本語が流暢なのだそうだ。


(ちなみに一年で別れ、彼との間にできた子供を育てている。)


繋がった電話に出ると、笑えるくらい流暢な紅姉が出た。


shingoは夜にバンコクを発つため気乗りがしなかったが、


「今から遊びに来てください」とノリで飲まされてしまった。


ちなみにアイスはshingoだけが食していたが、後に謙も注文。


紅は「冷たいの苦手」と言いオーダーしなかったが、謙の残したアイスを何故か必死で食べていた。紅は笑顔が素敵であり、「ガールフレンドはいるのか」、ばかり聞いてきた。





紅が2台に乗車拒否された後、ようやく1台のタクシーを確保。


車内では謙が感謝を満面に表しながら、shingoに一方的に話し始めた。


ELENORの写真を見せながら、「大切な一人娘なんだ」、と力説した。


写真のELENORはかわいらしい娘さんだった。


「今日は何時までオッケイなんだ?shingoはいつ日本に帰るんだ?」と聞かれ答えた後、


「成田から東京大学は近いか?」と聞かれたため


「2時間はかかるよ」と答えると謙はまた頭を抱えた。


shingoが仕方なく、「では迎えに行くよ」と言うと、謙は喜んで、shingoの手帳の10月15日の欄に「ELE ARRIVAL」と書き込んだ。


また、謙は自分のケータイの番号(051410058)を紅に借りた紙に書いて、


「バンコクにまた戻って来たら一度電話ほしい」と言った。


電話番号の下に、娘の名前の綴りを念のため書き始め、さらにその下に謙の妻の名前LEONORと書いた。


shingoが「シミラーだ」と驚くと、助手席の紅がニコリとこちらを見、謙が「一人娘だからだ」と繰り返した。


「息子は3人だが、娘はELENORの1人だ」と。


逆にshingoも氏名・住所(郵便番号)・電話番号・仕事を聞かれたため、謙の手帳に記した。


ちなみに「タイは初めてか?」という質問の流れから、「shingoはどういった国をこれまで旅してきた?マレーシアは?」と聞いてきたため、shingoが答えると、謙は何故かその国名をいちいちメモっていた。





けっこーいい家のようである。門を開けると車が停められるスペースがあり、右手に入り口。


入ると、紅姉(ナンシー関似)が出迎えてくれた。


コーラを勧められるが遠慮して水をオーダー。






  • 関 体格太めで眼鏡をかけた30歳女性。日本語が流暢でユーモアもあるが目は死んでいる。





謙も紅も一瞬席を外したため、関と二人きりに。


初対面のこの人物との間を埋めるため、


shingo「謙の奥さんとELEは今いるんですか」


関「今この家に向かって帰ってくるとこよ」


shingo「そういえば謙はサイアムで何してたんすか」


関「おじさんはいつもブラブラしてるのよ」


などと質問してみた。


またしつこく「ガールフレンドはいるのか?」と聞かれたため


「いるよ」と答えると、


関「タイにはいるのか?」


shingo「いや、日本にいるから」


関「日本だけじゃなくタイにもいてもいいじゃない!」と大声で言われ、


(もしかして関は日本人に弄ばれたのか・・?)とブルーになるshingo。


そして第4のキャラクター(丹波哲郎似)が階段を下りてきた。






  • 丹波 謙の姉の旦那。眼鏡をかけたインテリ風。※謙は両親の一人息子で姉が3人いた。つまり謙の子供たちとは逆の兄弟構成である。





目がデカくて人懐こい。


お互い英語の会話で、ここまでコミニュケーションしやすい人物は初めてだった。


丹波「タイ人の家に来るのは初めてか?」


shingo「他の国ではけっこーありますが、タイでは言われてみれば初めてです」


丹波「beautiful!」


謙も紅も戻ってきた。


この春雨豚肉スープも丹波が作ったとのこと。


仕事を聞かれて、「レコードメーカー」と答えると、丹波に「じゃあ何か歌ってくれ」と言われ、「ええ?何ゆえ??」と答えると、関がウルフルズのバンザイを歌って助け船を出してくれたりと、和気藹々とした時間が流れた。


ちなみに謙は義兄さんである丹波のハイテンションにタジタジである。





shingoの仕事の話の後に、丹波の仕事の話へ。


「長いことホテルで働いている」


「クアラルンプールのホテルでは18年勤めた」


という流れで写真を見せられる。


全く知るよしもなかったが、「超有名だ」と自信満々だったため


一応「へぇー!!」な大げさリアクションをする偽善shingo。


「写真のこの階にあるカジノで働いていた」


「カジノのディーラーだ」


「今はポイペット(タイとカンボジアのボーダー)のカジノのディーラーだ」と。


ずっと黙っていた謙が「shingoはカンボジア行ったことある」とカットインしたが、


shingoはこれまた知らなかったので、丹波のプライド傷つけちゃマズイと


また一応「へぇー!!」な大げさリアクションをする偽善shingo。





「カジノは行ったことあるか」


「ギャンブルは好きか」


と聞かれ、はっきり言ってギャンブルは大嫌いだったが、


丹波のプライド傷つけちゃマズイと「やったことない」と婉曲に返す偽善shingo。


で流れは「カードゲームはするか?」と。「ポーカー・ブラックジャック・・」


shingoが「まあ、ごくたまに友達と」と答えると、丹波は



ブラックジャックには必ず勝てる方法がある



と言った。


shingoは全く興味がなかったため、


「今日は奥さん&娘さんと話しに来たため、今度ポイペットのカジノに行った時に教えて下さい」と言うと、


関が「おじさんはいま教えたいみたいよ」と言い、


丹波は「準備して来るぜ☆」といったん二階へ。





戻ってきた丹波と「shingoがタイ人の家に来るのがfirst timeなのは光栄だ」とか、


「shingoの100円ショップキャラクター腕時計と私の時計を交換しないか」とか、


(ちなみにそれは「メモリアルなしろものだから」と断った。)


再び和気藹々とした後、丹波と二階へ。


丹波に呼ばれ、関も二階へ。





ここで、



ん?これってもしやあの変化球?

とようやく気付いたshingo。

あの変化球とはマレーシアで有名なトランプ詐欺*1である。


金を取られるつもりは名古屋ケチ人間shingoには毛頭無かった。


逆に、NOと言えない日本人としてどこで「NO」と言い帰ろうか。





テーブルの上には典型的な緑のシートの上に、カード、チップ。


何も考えずに奥に座ろうとすると、丹波が「レディーファースト」と関を奥に座らせた。


軟禁*2キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

でまた「カジノに行ったことがあるか?」と丹波。


無いと答えるshingoに、わざわざ「金でチップを買って→ゲームして→チップを現金に戻せる」と説明。


しかも単純な英語なのに関がいちいち和訳。


しかも丹波もいちいちその都度「You understand?」と慎重。で、



カードゲームはスロットやルーレットと違い、LUCKではない、SKILLだ。


必ずカードゲームで勝つ方法、それは信頼できるディーラーと組むことだ。


あなたがかける金にはディーラーの金も含めておく。


勝てばあなたもディーラーもwinwinだ。



で、ディーラー丹波の腕自慢が始まった。


要は手品である。


典型的な、こちらが引いたカードを当てるタイプだ。


種は知らないが、この手の手品に飽き飽きしていたshingoは


引いたカードを当てられるたび「WAO!!」と驚いたフリ。


芸が一つ終わるたびに丹波は、


「アメリカやオーストラリアにはスゴ腕のディーラーがいるが、アジアでナンバー1はオレだ」と言ったり、


「ほとんどのディーラーが何らかの方法でカードにマークを付けるがオレは付けない」と言っていちいち別のトランプに変えたり、


「スメルや音で当てる。このカードからはあのスープの香りがした」と言ったり、


そしてそれをいちいち真剣にうさんくさい日本語に訳す関がいたりで、


jetもshingoも爆笑をこらえるのに必死であった。


3つほどの宴会芸を見せられた後で、


「You believe?」と来たのだが、shingoもいいかげんな男である。


「アイ ビリーブ!」「アイ トラスト!」と答えるのであった。


要はここまでの流れで丹波的には「つかみはオッケイ」ということであろう。





話は、ディーラー丹波と組んで、次回ポイペットのカジノで大勝しようという流れに。


丹波「カジノで使う金を全額わざわざ持ってくるのも何だろうが、カジノはカードも使えるぜ。VISAとか・・」



伏線キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!


  • ELEへの振込みのためのVISAカード→shingoがVISA持ってるか謙は事前に確認→カジノでVISAカード→shingoのVISAカードから金をふんだくるつもり。





これだけじゃない。


たくさんのことが蘇り、気付く。



  • なるほど謙が「マレーシアに行ったことがあるか?」と聞いたのは「トランプ詐欺知っているか?」と聞いているのと同じだったのだ。

  • そういえばさっきの手品の一つの種、英語だから分からなかったが思い出したわ。

  • 謙はshingoがこれまで行った国を聞いて、逆に行ったことなくて知らない国を、家に着いて関にshingoを任せている間に丹波に報告→で、丹波は自分がクアラのディーラーという設定にした。カンボジアは丹波の認識ミスで、だから謙はカットインした。

  • 謙が紳士的、紅が男ウケ、関が日本人を安心させ、丹波がダマすというよくできたキャラクター。

  • アイスやスープや時計やコーラという物で釣る作戦。

  • 服も家も、金にこまってない風だが、紅がアイスをケチるというニセ金持ち。

  • 乗車拒否にあったのもそれなりの理由?

  • ていうかこいつらタイ人じゃなくマレーシア人?

  • 「一人娘」や「日本の物価は高い?」などで情に弱い日本人攻略。

  • わざわざshingoのジップコードまで聞く謙の細かい演技。

  • 「今日は何時までオッケイなんだ?shingoはいつ日本に帰るんだ?」→「何時までに金を巻き上げて、何日になればほとぼりが冷めるんだ?」

  • shingoの帰る日を聞いてから、ELE来日を15日に設定。

  • 「タイ初めてか?」と右も左も分からぬ人間か確認。

  • shingoの職を聞いてから、自分の職ディーラー話を始めた丹波の巧妙なトークの流れ。

  • 謙は妻と娘の名前を一字違いのアナグラムにしたり、子供を女1男3、自分の兄弟を女3男1のシンメトリーにするなど、芸が細かい。

  • 紅のプログラマー目指してる設定や、関の子供がいるという設定も、真実か虚構か曖昧などうでもいいくらいの芸の細かい設定。

  • 丹波が出てきてから急に謙が静かになったところを見て、詐欺の核心部分を演じる丹波がリーダー。


などなど。





そこまで考えて一つ浮かんだ懸念。


旅マニア&犯罪マニアのshingoが思い出す、トランプ詐欺のレアなケースで、睡眠薬というオプションがある場合だ。


随分楽しんだ。


しかし、スープに睡眠薬が入ってたとすると、胃での消化を計算すると、そろそろか。


なんて考えると心なしか身体が熱く感じる気がしてくる。緊張だろうが。





shingoは突如「帰ります」と席を立ち上がると、


丹波は「オッケイ」と言い、やはり追ってこなかった。軟禁だ。


急な出来事に、1階のソファでくつろいでいた謙は驚いていた。


無視して、ドア→門を開け、shingoは外へ出た。


そして通りを走っていたタクシーに飛び乗った。


窓から外を見ると、ゆるやかな歩調で謙が家から出てきていた。


笑顔で。頭の上で手を謝罪しているかのように合掌しながら。



認めやがった。

完全に有名なトランプ詐欺の類だった丹波や関を詐欺師だと気付いてもさして驚きはなかったが、あんだけ娘に関する細かい設定を聞かされ、なおかつ、大東亜共栄圏構想&ドミトリーマニアとして会社一日休んででもELEを成田まで迎えに行こうか、とタクシーの中で考えもしたshingoにとって、その謙のあっさり認めは衝撃的であった。





その後、聞いた話によると、マレーシアだけでなくこのパターンはタイでもここ数年かなりの数の被害が起きているそうだ。4日前も日本人の女のコがだまされたという。女のコの場合は、来日するのが息子(男)であるというパターンなのだそうだ。犯人グループはシンガポール人、マレーシア人が多いが、タイ人が行うケースもあるという。ていうか地球の歩き方にも載ってるね。jetとshingoが知らなかっただけだった。





それにしても、怒りはもちろんあったが、


感服した。


shingo1人のために個性溢れる4人がそれぞれの珠玉の演技。


もしかしたらjetやshingoには分からぬ母国語で、


「お前セリフ飛ばすなや」とか言ってたかもしれない。


何てエンターテイメントを堪能できたのだろうと思う。


「beautiful!」




*1:クアラで声をかけられた旅行者がそのマレーシア人宅に行くと、ブラックジャックに勝つイカサマを教えられる。そこにやってきた第三者とゲームをし、イカサマのため勝ちまくるが、あれよあれよと賭け金がデカくなっていき、最後のゲームでイカサマが通用せずに負け、大金をむしりとられる詐欺のこと。


*2:必ずこの詐欺ではその状態自体が罪にならぬよう、「監禁」ではなく「軟禁」状態におかれる。





第四話 大和撫子を救った男






jetです☆


今回は先日の旅の途中、一人の男が大和撫子を救ったエピソードを報告します。





国境で出会ったタイ人のおっさん、ステップさん(51)と乗り合いタクシーで同じ目的地「モンラー」に向かう車中、ステップさんはshingoに言った。



モンラーで君に見せたいものがある。






ステップさんは、材木の輸出をビジネスにしている会社の社長である。


気持ちいいお金持ち特有の心意気で、モンラーまでの途中休憩でも、shingoはさんざん食事をご馳走になっていたが、そういう流れで「モンラーでの宿泊も気にするな、オレの部屋泊まっていけ」という展開になっていった。





ホテルにチェックイン後、荷物を置くとすぐにステップさんは商談を兼ねた中国人とのディナーへ。shingoも誘われたので共に食事をす。





その帰り道。


街角には膨大な人数の娼婦が溢れかえっていた。


ステップさんはその方向を指差して、言った。



チャイニーズガール イズ ビューティフル!






見せたいものってこれだったのかー。。ちょっとがっかりするshingo。


モンラーとはミャンマーと中国の国境の街である。


ミャンマー側であるにも関わらず、豪華ホテル、ゴルフ場、カジノが立ち並ぶ、中国人のためのリゾートと化している不思議な街だ。


当然夜は夜で、中国人のための歓楽街と化すのである。





ホテルに戻るとステップさんはまた商談のため出て行った。


夜である。そして外は雨季による雨。そして他人の部屋。


実にヒマである。


仕方ない、テレビでも見るか。


チャンネルを回すが、すべて中国の番組である。


とその時であった!shingoの手が止まった。そして呟いた。


「やられた!」


画面に映し出されたのはアダルトチャンネルであった。非常に画像が荒い。


そして聞こえてくるのは日本語、そうつまり日本のアダルトビデオを流しているのである。





shingoはかねてからこの構想があった。


日本のアダルトコンテンツの専門チャンネルをアジアでつくりたいと考えていたのだ。


違法な形ではなく、日本のメーカーから正式に受託する形で。


これは儲かるビジネスだ!そう確信していた。


しかしである!これは何だ。無断使用なのか、それともまさか正規に・・?


早く始めとけば!いや、たくさんの人が思いつくよな、こんなこと。。


などと悶々としていると、ステップさんが帰ってきた音。





shingoはすかさずテレビを消し、リモコンを元の場所に戻すと、ベッドで寝たふりをした。


ステップさんが「アー ユー スリーピー?」と聞くと


shingoは眠たそうな顔をして「イエス・・」と答えた。


このうそつき!





ステップさんは



君に見せたいものがある。



と言った。


まさか・・





そのまさかであった。


ステップさんが見せたかったのは街角の娼婦ではなくこのチャンネルだったのであった。


さすがにこんなお下劣チャンネルはタイには無いということなのであろうか。


shingoとステップさん、外ではお互いよく話していたのに、部屋では変に気まずいのか両者口数が少ない。無言で画面を見つめている。


それにしてもshingo(26)はいったい何をしているのだろうか。


こんなミャンマーの端まで来て、その日に会った見知らぬおっさん(51)とホテルでアダルトビデオを見ている。


まるで援交である。


shingoが生まれる前、shingoの両親が訪れた占い師の水晶玉に、こんなシュールな息子の未来は映っていたのだろうか。





jetがこんな妄想に耽る中、日本のアダルトコンテンツを外国へ!と考えていた男は全く逆の考えを始めていた。


それはステップさんの登場がきっかけである。


(ステップさんはこの日本人女性を見ていったい何を思うのだろうか、


このままではますます大和撫子は外国人男性にナメられてしまうのではないだろうか、


許せない・・許せないぜ・・)とshingoは悶々とし始めていたのだ。


何とも身勝手な男である。





そんなshingoの様子を見て気にしてか、ステップさんはshingoに「ユー エンジョイ?」と聞いた。


shingoはこの親切なおっさんを一瞬でも不安にさせてしまったことを後悔し、笑顔で「イエス!」と答えた。


するとステップさんは画面を指差して、言った。



チャイニーズガール イズ ビューティフル!










部屋に金田一少年バリのエクスクラメーションマークが登場した。


そうなのだ、ステップさんは中国語も日本語も分からないのだ。


つまり中国人と日本人の違いが分からなかったのだ!





すかさずshingoはステップさんにはっきりと



イエス!



と言った。


shingoはこの画面の女性たちを中国人であることにしたのだ!





そして余談的にshingoは続けて



バット、ジャパニーズガール イズ モア ビューティフル!



と言った。





するとステップさんは



アイ スィンク ソー☆



と答えたのである!





キタ━*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(゜∀゜)゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*━!!!!!


大和撫子イメージは守られておる!





こうして大和撫子はshingoの勇気あるアクションにより救われた。


このことを、日本に住む彼女たちはまだ誰も知らない・・





ブログ移転に失敗



こんばんわ!


jetです☆





はてなダイアリーはフォントサイズを変えたり


一つの記事で写真を複数掲載できないため


ヤプログにこっそり引越し作業を進めておりましたが、


第三話の移植が文字数の関係で前編・後編にしても入りきらなかったので


浮気は断念しました。





というわけで、最近ご無沙汰でしたが


ちゃんとこちらで更新していきます。


(上の条件満たすブログサイトがあれば教えて下さい☆)


引き続きよろしくです。





第五話 都内で大漁






どーもー☆jetです!


今回はshingoが釣りにトライアルしたエピをご報告します。





これまで全く釣りに縁の無かったshingoでしたが、


会社のグリーン先輩(仮名)のマイブームに釣りが訪れたことで興味がほんわり。


その流れで、かくれんぼサークルの面々にて釣りプロジェクトをおっ立てるも、


いったん私用の仕事で流させてしまった苦い過去。


んで、先先週、市ヶ谷の釣堀に単独飛行するも、釣堀なのに玉砕(釣れず)。





んで「才能ないからやめよう」とあきらめの早いshingoに舞い降りたのが、


グリーンさんからの、『台場でイワシ釣ろうぜ』プロジェクトであった。





若洲海浜公園にはかつてshingoも行ったことがある。


キャンプ&バーベキューを堪能した経験ありの地。


新木場から行く、お手軽リゾート(言い過ぎ)である。


そこに、釣り用に海にせり出した釣りポインツがあるのだ。


グリーンさん、ドラゴン先輩(仮名)、ギャル3人(グリーンさんが調達)というメンバーで臨んだ。





うーん、全くピクリともしない、『浮き』が。


こうして早朝9時から釣りを始めたわけであるが、全くもってNOピクだ。0ピク。


他の客も同様である。





とはいえ、グリーンさんを除く5名プラス1匹は、初めての釣りに、全くもって飽きない。今振り返っても不思議なくらい、頭を真空にして、海を見つめた。説明できないが、楽しいのである。





とはいえ、昼を過ぎても、0ピク。


ここで、徐々に飽きる人も続発。


それでも夢中なのは、B型の3人である。


最近テレビでも過熱気味な血液型特集でもよく言われるが、


B型は興味のあることへの集中力はダントツ、興味のないことへの飽きっぽさはダントツなのである。


まさにshingoだけでなくギャルA・Bも釣りに興味を持ったB型であった。マイペースに釣り続けた。


逆にドラゴンとCは少し飽きたのかその辺りをふらふらし始めた。


そんな中、どこぞに消えていた(車で寝てたのか?)グリーンさんが戻ってきて





グリーン「言っておくけど、釣れるのは15時くらいからだよ」





一同「ガビーン!!!!!」





だったら何故に朝8時集合にしたんだYO!と、全員内心思うも、釣り道具や食べ物や送迎まで至れり尽くせりのグリーンプロジェクトに一同沈黙。





それ以降も、0ピクなまま時は過ぎた。。


ギャルAが奇跡的に一匹イワシを釣るものの、それ以降はからっきし。


さすがにギャルB・Cは釣りに飽きて、歌ったり踊ったりし始めた。


また、ギャルAは唯一釣った1匹のイワシが、バケツから海に生還ダイブを決めたことで精神的ダメージを受け体調を崩し早退した。





ううむである。


しかし時は来た。


いよいよ他の客が釣れ始めたのである!


グリーン「15時だ。」


海を覗き込むと魚の群れがグワーンとやってきていた。いい感じに海面が上昇したからであった。





ギャルB・Cがしていたサビキ釣り(エサを海に撒いて、7つくらい針の付いた竿で釣る方法)での大漁が始まった。


イワシはこの仕掛けにバクバク食いつくのである。


7つの針に全部食いつくパーフェクト状態ではまるで鯉のぼり。


釣れるたびにギャルたちは歓喜の声を上げるが、「キャー!」と、針からイワシを外すのは、shingoとドラゴンの役目である。shingoとドラゴンがイワシを外している間、ギャル2人は記念撮影。(おいおい。。)と思いながらも、呼ばれるとカメラに満面の笑顔を向ける相変わらずのshingoっぷりを発揮していた。





サビキだと、本当に竿を入れるだけで、オートメーションでイワシが食いついてくるため飽きたsinngoは普通の釣りを再開。こちらは針にアオイソメという虫エサを付けてする、いわゆる皆さんが想像するタイプの釣りである。(ちなみにこのアオイソメは、ウネウネした生きた長い虫で、これに針を通すのは最初のうちは慣れなかった。)


イワシ以外の魚はほとんど見当たらなかった。


遠くへ投げ釣りをして大物を狙うも、やはり結局釣れたのはイワシであった。


それでもこの一日で、shingoはじゅうぶん、釣りに魅了された☆





「もうたくさん釣れたから、小さいのは海に返そうぜ」と言っておいたのにも関わらずギャル2人は乱獲を繰り返し、200匹は釣ってしまった模様。しかしカワイイので男3人は即、許していた。jetは人間たちのその光景を上空から見逃さなかった。





さてこの大漁のイワシどうするか。


釣ったイワシを洗い場で、ウロコ取ったりナイフで背ワタ抜いたりして処理しながら話した結果、「育ちざかりの娘さんのいるスター先輩(仮称)のお宅に150匹は寄付しよう」といういらんお世話な案が採択された。





そんな中、通りすがりの少年が言った。



お魚は食べられるぶんしか釣っちゃいけないんだよ。



一同呆然として、shingoはうっかりナイフで指を切った。





2004年一番の衝撃飲料






さて本日はjetのオススメシリーズ!


この秋、今年一番の衝撃飲料がコンビニにさりげなく登場したのを皆さんご存知でしょうか?


右上の写真をご覧下さい。





伊藤園の『1日分の野菜』(写真左)と、


KAGOMEの『野菜一日これ一本』(写真右)。





これまでも栄養満点なドリンクは数多くありましたが、


1本飲んだだけでは一日に必要な栄養をコンプリートできなかったり、


ある栄養素を一日に何mg採れば丁度いいのかが不明だったりすることがしばしばでした。





しかしこのショッキングドリンクは違います!


この1本を飲み干せば、それだけでその一日に採るべき野菜をコンプリートしたことになるのです!


換言すると、この1本を飲み干せば、その一日はもう野菜を一切食べなくていいのです!!


非常に分かりやすい!!!


ずっとこんな飲料を求めておりました!!!!


外食しがちな一人暮らしのshingoのような人間もこれで長生き☆


伊藤園さん、KAGOMEさん、ありがとうございます!!!!!


(うーん、何か間違っている。。)





※ちなみに伊藤園のは充実野菜の伊藤園らしく甘酸っぱい味で、KAGOMEのはKAGOMEらしくトマトベースの味になっております。











※(参考資料)栄養成分表示比較


           伊藤園       KAGOME


エネルギー    89.6kcal     86kcal


たんぱく質     1.68g        2.5g


糖質(炭水化物) 19.32g      19.0g


食物繊維    0.84~1.96g     2.8g


ナトリウム    28~168mg      64mg


カリウム      756mg        810mg


βカロテン   5.04~14.28mg     9.5mg


リコピン      8.4mg          9.2mg


カルシウム                 記載有


鉄                      記載有


マグネシウム                記載有


亜鉛                     記載有


ビタミンE                  記載有


葉酸                     記載有


ショ糖       記載有





第六話 ユートピアはあったか






jetです☆


今回は速攻で他愛ない話を。





shingoの職務はフレックスタイム。


コアタイムもなく、何時から仕事を始めてもオッケイ。


とはいえ何となくスタッフは11時~12時頃には出勤する。


そしてそれに合わせて毎晩夜更かしし、毎朝遅く起きているのが実情。





しかしこれではフレックスタイムの意味がない!


もっとこのフレックスライフを充実させよう!!


ということで、shingoは爽やかフレックスライフを提唱☆


新宿のフィットネスジムは、西新宿の「ティップネス」と歌舞伎町の「OASIS」が他を圧倒して人気なのだが、shingoは会社員特有の運動不足解消のため、春頃からこの歌舞伎町にある「OASIS」へ仕事終わり(夜)に通っていた。


これを朝コースに変更したのである!


これまで10時に起きていた生活を8時起きにし、8時30分から10時まで運動した後に出勤、という流れだ。


何と優雅なアーバンライフ!!素敵!


それが昨朝から始まったのである。





しかしこういったshingoの表面的な爽やかさの裏にはDT的な別の目的があった。。


場所が歌舞伎町だけに、仕事終わりの水商売の女のコたちが早朝OASISに溢れているのではないか。


そう仮説を立てたshingo。


確かに歌舞伎町には彼女らが仕事終わりにゴハンを食べる店やBARがある。ジムに集ったとしてもおかしくはない。


べっぴんさんらは自身のべっぴんさをジムでキープ!


そしてshingoはそのべっぴんさんらとエクササイズ!


「歌舞伎町と言えば夜」という定説を覆す、「朝の歌舞伎町」。そんな盲点な設定が、都会の人知れぬユートピアへの期待をより高めていた。





そして昨朝、shingoは慣れぬ早起きに心臓を傷めながらも約束の地へ。


みなさんもオチは読めていると思いますが


べっぴんさんらは皆無!


(ワオ!)


というよりも、人そのものが皆無!


(オー、イエス!!)


唯一の生体反応はエアロビスタジオとプールに、おばちゃんがチラホラ・・





shingoは言った。



正解はティップネスだったか・・



この男、全くもって分かってない!





心を痛めたshingoはその日、運動をビタ一せず、サウナルームに消えた。


そして今朝は予想通り、全く起きる気配がなかった。





第七話 猿を食べる旅


jetです☆

今年1月にshingoに年賀状をくだすった皆様には、ようやく先日shingoからお返しの『猿を食べるバージョン年賀状』が届けられた模様ですが、そうです、今回は、大変お待たせ致しました、干支プロジェクツ第3弾「申」のストーリーです。


第一部 延長戦の開始 

2003年末、shingoは悩んでいた。
今年の年賀状のターゲットは申(猿)。馬→羊→ときた干支食べ12年計画の最初の山場である。
どこで猿を食べるか・・。
とりあえず、仕事を共にするメディアの人たちなら何らかの情報網があるかと思い、
初対面でも「猿食べたいんすけど・・」と切り出し、 変態と思われながら細々とリサーチ活動を続けていた。

するとある日とある出版社の女性が言った。
「私の実家、四国で食べれるよ」
意外なところからラクな案が飛び出た。

「4~5人からの予約で
20万円
20万!?バカげてる・・でも5人集めれば1人4万。外国に食べに行くよりは安いか・・
とりあえず具体的なことは分からないから調べてくれるという。
ありがたい、よろしくお願いします。

そしてそのまま2003年は終わった。
その人物の友人が情報のソースだったようだが、結局分からずじまいだったようだ。
「友達の友達」・・最も不確定な存在である。
おそらくその四国ネタはマタギによる所謂ゲームミートであって、たまたま猟で捕れた猿を食べたという話であろう。
当然 この責任は彼女ではなく、うつつを抜かし、うかれて年末を過ごしたshingoにこそあった。
「メールある現代だからこそ年賀状書こうぜ」提唱者のshingoはその張本人が年賀状を出さないという罪悪感に苛まれた。
しかし一方でこの展開は、shingoが半ば確信犯的に招いたものでもあった。
つまりshingoは年賀状の準備を始めた年末からでは猿を食べるのは無理だと内心サジを投げていたのであり、
年明けてから時間をたっぷり使って猿を攻略しようとどこかで考えていたのである。
「2004年の年賀状は、2004年内に出せばアリ」
それは、1月3日、皇居の一般参賀に一人で赴いた男が勝手に決めたニッポンの新しいルールであった。


第二部 中国という都市伝説

日本でも江戸時代あたりまではゲテモノ食いとして猿を食していたという記録がある。
しかしながら今の日本で、もし食べることができるとしたらゲームミートであろう。
四国やら東北やら長野で、猟師さんがたまたま捕っちゃいました的な
偶然に賭ける。これは非効率だ。
となると当然視野は海外へ向く。

「猿を食べれる場所って知ってる?」
そう質問すると大方の人が決まって「中国」と答える。
その理由は具体的なものではない。
イメージ、中国人は何でも食べる、というイメージだ。

しかしながら中国では現在、猿を食べることは違法である。
熊もだ。あの有名な熊の手も違法である。
さすがにワシントン条約に代表されるような世界の潮流に中国も従っているのである。
実際、中国人留学生に「猿食べるんだよね?」なんて聞くことは大変失礼な行為なのだ。
とはいえ、それでも中国では猿を食べてる気がする。
何故なら中国はデカイからだ。何かあるはず。
それが都市伝説を生む。
shingoはネット上で、「上海で猿を食べました。」みたいな書き込みを見つけると即刻メールして詳しく質問した。
すると 「猿じゃなかったかも・・」と返事が来たり、
「食べた店の場所、思い出してみます」とか返事が来たキリ返事が無かったりした。
まさしくこういった人々が都市伝説を生んでいた。

しかし、それでもshingoは中国で食べれると考えていた。
何故ならこれまで幾度か行った中国で、そのはちゃめちゃぶりを体感してきたからであった。
都市伝説に惑わされぬよう、情報を取捨選択していくと幾つか候補はあった。
あまりにも情報が少なくピンポイントで行かざるをえないような村は除外するとして、
猿を食べるという目的の成功確率が一番高い地、
それは餃子の王将のCMでもお馴染み、「食は広州にあり」の広州であった。

中国人は何でも食べるというイメージは間違いである。
正しくは、「広州の人々は昔から何でも食べてきた」だ。
有名な 、「四足のものはテーブル以外何でも食べる」というのはまさにこのエリア。
実際、リサーチを進めるとすぐに、あった。
違法になってからも猿は食べられていた。
その料理の名は野味鍋。

猿の料理と言うとセンセーショナルな猿の脳味噌が有名だ。
有名になったのはインディージョーンズの2作目 『インディ・ジョーンズ魔宮の伝説』でのあのシーンだ。
生きたままの猿の頭蓋骨を開けると、猿は脳内麻薬でぐったりする。(ランナーズハイのような状態。)
その、脳内麻薬たっぷりの脳味噌を食べると身体に効くと信じられてきた。
医食同源的な発想だ。

野味鍋も同様に医食同源的な発想である。
風邪で身体を壊しやすい冬は、野生動物のたんぱく質を採ることで身体に効くと信じられてきたのだ。

しかしこの「冬」というのがポイントであった。
ちょうど昨年の2003年初頭、中国、冬というキーワードで思い出すものはないか?
そう、SARS である。
ご存知の通り、 SARSはいまだその感染原因がはっきりしていないが、一番有力な説が、野生動物からの感染と言われている。
その動物は、 ほとんどがハクビシンであると言われているが、その次に感染経路として問題視されているのが猿なのである。
事実、SARS発症患者は中国では広州がダントツに多かった。
当然、その 影響は確実に野味鍋屋台に及び、 SARSが問題となった2003年の冬には、中国政府がメンツをかけて、野味鍋の具からハクビシンと猿を消し去っていた。

タイミング的にはまさにその翌年の2004年冬である。
SARSは昨年ほどの勢いはなく、今年は広州で指折り数えるほどしかSARS患者は出ていない。
とはいえさすがに一年しか経過していない状況では、野味鍋で猿を食べることはできないのではないだろうか。
shingoは広州に住む日本人のサイト、例えば広州日本人商工会にまで片っ端からメールを送り、現地のリサーチをした。
しかしながら最新の情報で、猿を食べられるという確証は得られなかった。
やはり 「最近は見ないですね」というリアクションが大部分なのであった。
とはいえ、例えば東京に住んでいる人に「おいしいラーメン屋は?」と聞いて、「山頭火」と答えてしまう人もいるわけだし、広州に住んでいるからといって広州中の状況を把握しているわけでは当然ない。

もはや行ってみるしかなかった。
都市伝説にはウンザリしていたが、それでもそこは中国だ。
きっと何かある。
shingoは有休と週末を利用し、広州に直接赴くことに決めた。



第三部 広州に現れたリーベンレン

広州に舞い降りたshingoがまず目指したのは『知青第一村』という店だ。
歴史あるその店では、野生動物の鍋を食わせてくれるという。
バスを乗り継ぎようやく辿りついたその店は、威厳ある風格の漂う巨大レストランであった。
足を踏み入れると、1階にはキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!とばかりに、野生動物を入れたオリが 置かれている。

謎の鳥類に爬虫類(アルマジロまでも!)、これを鍋に入れてヤツラは食すのだ。
しかしここに猿の入れられたオリは置かれていない。別の場所だろうか。
1階にいた笑顔の公安(中国のポリス)が指差す、2階のレストラン入り口に向かい階段を登ると、2人のシャオジェー(「小姐」。娘さん。)。
見慣れないリーベンレン(日本人)に、2人は訝しげな表情を見せた。
中国では英語はほぼ通じない。ましてこのようなネイティブチャイニーズしか行かないような店ではなおさらだ。
こんな中国でshingoが中国人とコミニュケーションする方法はもちろん筆談である。
そこでshingoは、事前に調べておいた、「猿」の中国語、
猴子という文字を書いた紙を見せた。
そして「食べたい」というジェスチャー(箸を掴んだような手を口元に動かす動作)をした。
するとシャオジェーは、「あー」と理解したような声を出し、すぐに即答で
メイヨー
(「没有」。ないよ。)と言い放った。

shingoには信じられなかった。
中国の広州、しかも中心部から離れた地、しかもこんないかにもで怪しげな店、なのに猿がない?
そんなバカな・・
状況を飲み込めないshingoは眉間に皺をよせながらジェスチャーを繰り返した。
上空から見る限り、この男もバカであった。
シャオジェーは困った顔で顔を横に振るばかりであった。
事前リサーチした広州の猿食いポイントとしては、あとは屋台しか残されていない。
この店は、場所も店名もはっきりしていたため、shingo的にはホントはこの店で決めたかった。
しかし猿は無かった。
やはり政府高官が来そうなくらいマトモな店には、違法な猿は置いてない、ということだろうか。
考えてみれば当たり前のことなのかもしれない。

次にshingoが向かったのは、芳村と呼ばれる、地鉄「花地湾」駅そばの街路一帯である。
ただしshingoが得ることのできた情報はこの「芳村」という地名、1単語のみであった。
駅中心に360度方向のすべてをくまなく歩く。
するとあった。
時刻 は夕方。沿道のたくさんの店が、外にテーブルやイスやコンロを出し始め、まさにディナー客向けに準備をし始めたのだ。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!野味鍋屋台!
まさにここがSARS発症の地であろう。
店前の看板には鍋の種類が書かれていた。
 
看板には、普通の家畜はもちろん、ロバ、ウサギ、猫の文字が見える。
他の店の看板には犬の文字も。
店脇のオリには、野生動物が満載で、猫のオリには「老猫」の文字。「老」に萎えるが、それが身体に効くと信じられているのであろうか。
しかしやはりハクビシンはもちろんのこと、猿の文字・姿は見えない。
とはいえここは庶民的な屋台街だ。
違法なので姿は見えないが、きっと猿鍋はあるはずだ!
再びshingoは動いた。例の「猴子」と書かれた紙を見せながらお得意のジェスチャーだ。
shingoを客と見ると、店員は笑顔で出迎えるものの、紙を見るとshingoを野蛮人を見るような目で見、メイヨーと答える始末。
3店舗ほど、同じアプローチを繰り返したものの、すべて玉砕した。
中には店を経営する家族全員が怯えながら出てきてしまう店も。。
この男は再び大戦における日本人=野蛮人のイメージをここ広州にて呼び起こしているのではないか・・
jet的には、昨年11月に起きた西安の日本人留学生寸劇事件が頭をよぎったが、そんな心配はよそに、打ちひしがれた
shingoは密やかに姿を消した。
帰国前日、漢方薬屋を回り、猿を使った漢方薬「猿頭霜」で妥協しようと探すも、それすら発見することができないのであった。 



第四部 目的のある旅

日本に帰ったshingoは当然のことながらプロジェクトの大幅な見直しを迫られた。
猿を食べることは中国では違法である。shingo自身、振り回されぬようにと自覚しながらも、中国の都市伝説をどこかで信じ、広州に行けば何とかなるのではという考えにとりつかれていたのであった。
もちろん、きっと食べる方法はあるのだろう。
しかしそれは随分と山奥の田舎であったり、 お金持ちが何日か前から予約して店側が猿を用意しておくような、 ふらり旅短期間滞在日本人パッカーにはハードルが高いものに違いなかった。
インターネットは使えない。
shingoが欲しがるようなマニアック情報はネットでは手に入らないことが常だった。
メディアの友人・知人からも有力な情報は得られなかった。
ちょっとした情報にはすぐに飛びついた。
・横浜中華街で実は世界中の食材が裏で取引されているという情報→方法が、中華街の高級クラブのママから情報を仕入れろというもので、眉唾な上に時間と金がかかる。
・長野のとある店→場所に繋がる情報得られず。
・大阪の新地にあるゲテモノ料理屋→猿はなし。
・ゲームミート通販→カンガルーやワニ止まり。
・ブータンの少数民族→そのソース以外に立証するものなし。
そうこうしている中、可能性を感じたのはゲテモノ食いに詳しい大学教授である小泉武夫氏が書いた著書だった。
その著書に掲載されていたのは、カンボジアの市場で薬用で売られている干し猿の写真であり、場所も撮影された時期もshingoがわざわざ赴くには曖昧なものであったが、shingoの中では「落ちてる情報を行きあたりばったりで探す」のではなく、ピンポイントで「専門家に聞く方が早い」という当たり前の判断に至るきっかけとなった。
webによる情報の中で、コンゴ(ザイール)で5年ほど前に猿の燻製(マカコ)を食した、という記述があった。
コンゴはアフリカの中のアフリカと言われており、ゲームミートを数多く食べる。動物はほぼすべてと言ってもいい。
しかし猿はどうか・・。何故ならまさにエボラ出血熱はこのエリアの猿食いが感染源であったからだ。
HIVといいSARSといいエボラといい、この現代に生まれた恐ろしき疾病は猿から来ていた。
ダーウィンの進化論が正しいとするならば、先祖である猿を殺し食うという自然破壊のモストな行為が、神を怒らせたのかもしれない。
つまり、shingoは神と闘っているのだ!
この情報が現在でも通用するものか、という裏を取るために、専門家→バックパッカーの先輩で、アフリカに精通しているT氏にメールを送った。
送られてきたメールの内容にshingoは死ぬほど興奮した。
「コンゴ(民主共和国)のキンシャサは猿を出すレストランがあり、場所も覚えてるよ。カメルーンでも市場で見たな。ただ、コンゴは旅しにくいけどね」
ようやく本物の情報に出会えた気がした。 さすが専門家は違う。
早速shingoは夏休みはアフリカに行こうと決めた。
慶応大学近くにあるアフリカ旅専門の旅行代理店「道祖神」。
いかにもアフリカ好きな風貌の女性スタッフに「コンゴに行きたい」と告げると、「向こうに親戚・友達でもいるの?」と聞かれた。
「いえ、猿を食べたいんです」と答えると、「バカげてる」と一蹴された。
shingoも、コンゴに関して、キンシャサが危険度2、他地域が危険度5、街中を歩くと10分おきにポリスにワイロを求められたり、土日の昼以降は危険だから歩かないほうがよかったり、空港での職員からのワイロ請求も激しいためキンシャサ対岸の隣国コンゴ共和国(紛らわしい)のブラザビルから船で入国したほうが早かったり、などキンシャサのことはいくらか知っていた。
日本から飛行機も出ている。
でも利益よりも人命なのか、アフリカ旅行の専門家はshingoにやめておけ、と言うのだ。
ではせめてカメルーンの市場で猿を買い、ユースのキッチンで自分で料理して食うか・・
shingoが今度はカメルーン行きを彼女に相談すると、
その遠さや発着便の関係で、10日の休暇でも実質カメルーン滞在は4日ほど、なのに30万円という恐ろしい数字が・・
女性スタッフ「そんなに猿を食べたいの?」
shingo「・・・!!」
女性スタッフ「おいしいの?」
shingo「いや、ホントは猿を食べたくはないのです。」
女性スタッフ「では何故?」
shingo「食べたくはないけれど、ここまできたら、今でも世界のどこかで猿を食べることができるんだ、っていう事実は確認したいんです。」
コンゴのレストランはshingoにとって世界で唯一確実に猿を食べることのできる地であった。
それを失ったのである。
しかしshingoは楽しかった。
何故ならshingoがしているのは「目的のある旅」だったからだ。
shingoはこれまで当ての無い旅をしてきた。それこそがshingoの愛した自由であった。
もちろんその地その地で何を観たいとか何を食べたいとかいうレベルの目的はあったかもしれない。
しかし実のところは「旅自体」が目的であったのだ。そんな旅が今でも一番好きだ。
だが今回のプロジェクトは違った。旅はあくまで手段である。目的は猿なのだ。
目的を持つと、達成できない苦しみを味わう。広州はまさにそうだった。
だが非常にスペシャルで濃密な、贅沢な旅だった。初めての感覚だった。

目的のある旅も悪くなかった。 



第五部 ラストディスティネーション

また振り出しである。
頼るべきは、T氏のようなパッカーしかいなかった。
彼らこそが生で最新の世界を見ていて、そしてその情報を日本語を使って同胞のパッカーであるshingoに教えてくれる。
そこで、パッカーにとってはお馴染みの「旅行人」掲示板にshingoはあるスレッドを立てた。
猿を食べる習慣がある地域・民族を教えて下さい。

1 名前:プラネタリウム 投稿日:2004/08/05(木) 16:24:03
はじめて書き込ませていただきます。
わたくし、現在大学四年生で卒論制作真っ最中なのですが、
テーマを食文化として書き進めております。

人類が、いわゆる家畜(鶏・豚・牛・・)以外のどのような動物から動物性蛋白質を
摂取しているかを現在調査中なのですが、
この夏休みを利用して、ヒトにとって特別な動物である「猿」を現在食べている国に
直接赴いてフィールドワークをしようと考えています。

アフリカや中国など、ある程度自分なりにリサーチはしているのですが、
具体的な地域、はたまた店、というレベルまでは特定できておりません。
※「猿を食べる」ということに関する情報は、都市伝説的なデマが多いのも事実であり、
  情報収集に苦慮しております。

何卒、皆様のお力添え、お待ち致しております!!
学生という設定にしたのは、これまであまりにもストレートに「猿食べたい」と言い過ぎて気味悪がられた反省によるものである。
jetが読む限り、これも相当うさんくさい内容であるが、
何と、さすがは旅行人!優しき旅人!
具体的な情報が次々と書き込まれた!

2 名前:noeru 投稿日:2004/08/05(木) 17:11:40
中国では、食べられてると思います。
以前広州に行った際、食用として売られてましたし、
今年の春、猿を食べるとエイズに感染するので食べないように。
という新聞記事を見ました。(まじめな新聞です)
江南地区の新聞だったと記憶してますが、、、、

3 名前:プラネタリウム 投稿日:2004/08/05(木) 22:52:13
お返事ありがとうございます!
実は広州にはこの3月に行きました。
しかしながら実は猿を食べること自体が近年違法になったことと、
SARSの影響で野生動物への取締がキツくなったことから、
全くもって街からは姿を消していました。
いわゆる冬の庶民の味、「野味鍋」狙いだったのですが・・

5 名前:rin 投稿日:2004/08/06(金) 02:23:42
新宿にあるこのお店では【豚の脳みその炒め】が食べられるんだけど、
http://gk.cool.ne.jp/shanghai/
他にもいろいろ作ってくれるみたいだしお店に聞いてみたら何かわかるかも。

6 名前:6 投稿日:2004/08/06(金) 05:02:40
数年前のニュースだったと思いますが、
アフリカ中部(ザイールとかコンゴあたり)に住むある民族が
サルを捕まえてみんなで食べたら、しばらくして
村人のほとんどが亡くなったそうです。
エボラ出血熱が野生のサルから、と言われる前後の出来事だったと思います。

7 名前:サンチャイ 投稿日:2004/08/06(金) 14:53:24
こんにちは。約1年前にミャンマーのバガンで聞いた話です。
話の主はミャンマー人の男性で、日本語はかなりうまいです。
猿は、中国との国境付近で食べられてるようです。
食べてるのは中国人で、それも脳みそ、しかも生!珍味のようです。
なんでも脳を食べると頭がよくなるとか。
場所は聞いていませんが、ミャンマーのモンラーをあたってみてはどうでしょう?
タイから陸路で行けますし、カジノがあって金持ち中国人がいっぱい集まってるようです。
金の集まる所は、いろいろあると思います。
モンラーは、ミャンマー国内であっても中国元しか通用しないと聞いています。
参考なればと思います。
余談ですが、死体をうなぎに食わせて、
そのうなぎを食べる人たちの話も彼から聞いております。それでは。

8 名前:元執筆者 投稿日:2004/08/07(土) 01:43:22
タイ北部の山岳民族の村で猿を食べました。
村で猿が食べたいとリクエストして下さい。
場所は下のURLの中にある地図を見て下さい。
地図上部のPangmapha周辺の村です。
猿の脳ミソですが量的にはほんのわずかでした。
あの頭のサイズですから仕方ないです。
あとは自分で調べて自己責任で食べること。
http://www.athailand.com/mf/_Fr/_Se/MaeHongSon.htm

9 名前:まーくん 投稿日:2004/08/08(日) 17:20:45
>>8 これは最近でしょうか?いくらくらいでしょうか?
また、行くにはバイクで行けますよね?貴重な情報で面白そうです。

10 名前:鳩 投稿日:2004/08/09(月) 12:22:43
以前(93~95年頃かな?正確な年数は覚えていないんだけど)
『NEWS WEEK』で食用猿肉についての記事を読んだことがあります。
確か、アフリカ(ザイールだったかも)では猿を食べることによって
新たな病気に感染するとかって内容だったと思います。
今度図書館に行く機会があったら詳しい号を調べてみようと思います。
これもずいぶん前の話なんですが、
タイ中部~北部の市場に行ったときに猿が売られているのを
目撃したことがあります。
私は少しためらいがあり食べなかったんだけど。
あまいな情報で申し訳ないんだけど、
卒論がんばって下さい。

11 名前:片岡恭子 投稿日:2004/08/10(火) 08:50:24
ペルーやボリビアのアマゾンに住んでいる人々は、猿を焼いて食べます。
猿はあまりに人間と遺伝子が似ているため、猿の持っている病気がうつる可能性が大です。
食べずにすむものなら食べないほうがいいですよ。

12 名前:プラネタリウム 投稿日:2004/08/10(火) 10:17:19
みなさん!
たくさんの情報、感謝感激です!
>5
早速上海小吃にも行って参りました。
豚の脳みそだけでなく、犬鍋や鳥の血の煮こごり、タガメなど、
店のある場所自体もそうですが、都会のど真ん中に中国?な佇まいの店でした。
猿情報は得られませんでしたが、新しい発見でした、ありがとうございます。
>7>8>11
大変具体的な情報ありがとうございます。
かなり具体的な情報でしたので、夏に直接赴くとしたら、
モンラー &タイで組み合わせるのが現実的でしょうね!
個人的にリサーチしている他の場所としましては、
・中部アフリカ(コンゴ民主共和国など)
  ※確実に食べる習慣があり、キンシャサには市場やレストランでも猿が見られる。
・ブータン
  ※ドォーヤ族という山岳民族に習慣があり。
>4>6>10>11
そうなんですよね、SARSにしてもエボラにしても
猿を食べることから最新の凶悪な病気はきています。
何か意味があるんじゃないか、と思ってしまいますね。
私自身はあくまで書くのが目的で食べるのが目的ではありません、
ご心配ありがとうございます☆

13 名前:片岡恭子 投稿日:2004/08/12(木) 15:49:54
今フィリピンに滞在中なのですが、昨日たまたま在住者と話していたところ、猿の生脳みそを20年ほど前に香港で食べたことがあるという話が出ました。香港はフィリピンからヤシザルを輸入しており、頭蓋骨を切除したヤシザルをむき出しになった脳みそだけが外に出るようにした木箱に入れて出すのだそうです。木のさじを脳に挿し入れると脳の表面がぶるっと震え、それで猿が死んだことがわかるのだそうです。今でも香港で猿を食べているかどうかは不明です。その猿の脳みそを食べた人は、数年前にやはり香港でおそらく蛇の生肝を食べたことが原因でSARSにかかったと言ってました。

14 名前:ぽー 投稿日:2004/09/04(土) 14:11:32
日本でも、昔はまたぎなど山の民も猿を食べることがあったと聞いてますが、
逆にプラネタリウムさんが、国内のそういう情報について知ってたら教えて下さい。
私は屋久島の人から、昔、食べたことがあるという話を聞いたことがあります。
あんまり美味しくないから、好んで食べようと思わなかったらしいですが、
一方で、猿は美味い(自分に近い種類の動物ほど美味い)という説もあります。
日本の場合、猿は、神の使いと考えて食べるのがタブーだったりして、
昔もあまり量的には食べてないんでしょうが、今では、食べる人は皆無なんでしょうか?

15 名前: a 投稿日:2004/09/04(土) 18:17:51
>>14
そうなんですよね。人間の肉に近い程美味いという事を私は食品関係の仕事を
立ち上げて成功した友人から聞きました。研究室レベルで成分(?)を調べて
いくとわかるとか。
病気は嫌ですが、ちょっと食してみたいです。

16 名前:s 投稿日:2004/09/05(日) 18:55:54
インドネシアのスマトラ島の近くにあるシベル島では、
猿を食べます。僕はツアーで1週間滞在して、
島の人たちと一緒に過ごしました。
狩りに一緒に出かけて、猿を弓で捕まえ、それを料理して
食べました。味はまーまーでした。

17 名前:エルヴィススズピー 投稿日:2004/09/05(日) 23:34:25
猿は2001年5月中旬にコンゴのキンシャサのレストランで食べたよ。
まだおいら生きてるんで大丈夫なんじゃない???
結構美味なり!!!

あまりの親切な反響に罪悪感を覚えたほどである。
この中でも

① ミャンマーと中国の国境の街「モンラー」
② タイ北部のPangmapha周辺の村
③ ペルーやボリビアのアマゾンに住んでいる人々
④ インドネシアのスマトラ島の近くにあるシベル島

以上の情報が全く新しい情報であった。
特に①の情報に惹かれた。
何故ならモンラーは中国とミャンマーの国境の街でミャンマー国内にあり、中国の法律が通用しないからだ。中国であって猿食いが違法でないのだ。
実際、中国側は雲南省であり、少数民族の村が集結する山深いエリア。広州と同じ、中国南部エリア。可能性を感じる。
国境マニアのshingoは国境の何でもありぶりが好きだった。
実際モンラーは中国人のためのカジノ、ゴルフ、売春宿が建ち並ぶ中国人のためのリゾートと化していた。
この街に関する情報が少なかったのも、モンラーへの道路が整備されたり、入国パーミション発行が緩くなったりしたのがここ近年だったからのようだ。
shingo自身リサーチすると、「猿」という情報こそ得られなかったが、モンラーでは中国の金持ちが「天然記念物」を食べている、という情報まで発見。
もしそれが本当だとすると、天然記念物があるくらいなら猿くらいあるのではないか・・
shingoは胸を膨らませた。


第一プライオリティーはモンラーに決定!
ミャンマーへはタイからの陸路入国になるので、タイにはどのみち行く。
モンラーがだめならタイ北部の②の村(場所&方法には不安があるが)というプランでこの夏はトライしよう!
( ③は広大過ぎて却下、④の情報は、上のプランで準備した後に読んだため見送った。)
広州とモンラー、二度の旅で出費はなんだかんだ20万円近い。
最初に「高過ぎる・・」と感じた四国情報と、出費は同じレベルにまで膨らんでいた。
できればこの旅で決めたい、そうshingoは願っていた。


第六部 めぐりあい宇宙

shingoはモンラーの街を歩いていた。
タイのメーサイから乗り合いタクシーで走ること一日、第四話で報告したステップさんとの一夜を経て、翌日いよいよ猿を食べることのできる店探しが始まった。
昨日、共に食事をした中国人に聞くチャンスもあった。しかしその円満な商談の場を、異様なリーベンレンの質問でブチ壊すことになるのではと懸念したshingoには聞けなかった。
果てしなくデカイ街ではない。このために来たんだ。この足で歩こう。
2~3時間を経た頃であろうか、食堂が並ぶ一角に、懐かしい文字が見えた。
野味 の文字だ!!
キタ。キている。間違いなくキている。猿だ。猿がキている!!!
店員にshingoは例のごとく紙を見せた。


※猿を食べたい、と書いてある。
店員はその紙をじっと見つめるとこちらに申し訳なさそうにメイヨーと答えた。
しかしそのメイヨーは広州の時のそれとは違うメイヨーだった。
広州の「あるわけないでしょ」的なメイヨーではなく、「今はないよ」的なメイヨーであったのだ。
そうか、そうだったのだ。
ツァイタン(「菜譜」。メニュー。)にあるレギュラーメニューではないのだ、猿は。
むしろ寿司屋で、「今日いいハマチが入ったんですよ、お客さん」的なシロモノなのだ。
shingoは妄想した。
「そう、猿、入ってるんだ?じゃ今日は、猿にしてもらおうかな。」
shingo1人のためにシメられる猿。出てくる大きな皿に盛られた数人前の料理。
猿を1匹殺してまで調理してもらった料理、残せない。
残したら、商売とはいえ、店のスタッフはいい気持ちはしないだろう。
しかし量が多いだけでなく、もしマズかったら・・

そんな妄想をしながらその店を後にすると、次の食堂が並ぶ路地には見渡す限りどこも「野味」の文字!
確実にキている・・猿がキている!!モンラーにモンキーはキている!!
一つ一つの店に紙を見せる。しかしどこもメイヨーである。どこも「今日はないねー」的な表情だ。
熊の手も普通にある。
野生動物の絵がガラスに描かれている店があり、虎がありそうな気配すらあった。
(先の干支である虎をここで食べようとしたが、その店はshingoが滞在期間中、テーブルはキレイなのに何故か無人であった。)

しまった、ハマチ感覚=運か。。
しかしこの街では確実に猿は食べられているという確信を強めるshingo。
滞在期間ギリギリまでこの街に滞在してやる・・

と思っていた矢先である。



ここモンラーでも広州と同じく、野生動物は野味料理店前のオリに入れられていたのだが、その店「宏發海鮮餐廳」では、食堂とキッチンを繋ぐ通路奥で飛び跳ねる黒い影の生き物があった。
あれは鳥ではないぞ!?もしや・・
高鳴る胸を押さえ、その店のおばちゃんに紙を見せる。
すると、何と!「そこの席で待ってろ。」と、笑顔で客用スペースのイスに指を指すではないか!!
NOメイヨー、つまりアルヨーだ!!有るアルよーだ!!
おばちゃんに「キッチンを見せてくれ」の意で、店の奥を指差し、進むと、いた。

彼はいた。



ソンくん(2歳)←勝手に設定。(名前は、昨夜ホテルのTVで見たアニメ、ドラゴンボールの影響か。)
小猿である。
小さい。非常に小さい。ちんまい。
彼は店の奥にある格子状の扉に、首輪に繋がれた鎖の一方を繋がれていた。
そして動物的な本能であろうか
彼は遠い国からやってきたこの男に喰われると勘付いたのか
これまで静かだったのが急に猛烈に暴れ始めたのだ。
キーキー泣き喚きながら、襲い掛かってくるのではなく、部屋の隅に身を縮めて。
その猿の異様な暴れっぷりに、店のスタッフも皆驚いて見に来たほどだった。

shingoは「I miss you..」と呟いた。
彼を探すこと約1年。毎日彼のことを想い、そして世界を旅し、ここアジアの辺境でついにめぐり会った。
一目惚れだった。

こんな小猿、喰えるわけがない。
小さな目でこちらを一生懸命見つめている。
無理だ。
shingoは思った。というより、自分に言いきかせた。
食ってどうなる?食わないとどうなる?
食わないと、猿は死なない。
食うと、もしかしたら罪悪感に苛まれ、十字架を背負うかもしれない。「知らなくていいことはたくさんある。」世のダークサイドも好奇心の赴くまま見てきて自分の精神をすり減らしてきた男の口癖だった。


猿だから見逃すのはキレイごとの偽善かもしれない。
パック詰めの牛や豚や鶏の肉は食すshingo。
著名な美食家海原雄山先生は「人は人以外を殺生して食べなければ生きられない。人は生まれながらにして罪を背負っているのだ。だから食事の際は常に感謝せねばならない。」と言った。その意見を頼りに、猿を食べてもいいよな?と自分に言い聞かせていた。

しかし出会ってしまったのだ。メニューを見て座っていればいいわけではなかった。
出会ってしまった。 直接。間近に。
shingoが見逃したところでこの猿は明日誰かに食べられるかもしれない。
しかし単なるネタ年賀状のために、shingoが生殺与奪の権を有しているとは思えなかった。

shingoは本当は、いつの日からか猿を食うつもりなんて無かったのだ。
では何のため?
年賀状のためではなかった。
ネット上に真実は無かった。都市伝説に憤った。 知的好奇心が溢れた。自分の足で目で事実を確認したかった。
今でも世界のどこかで猿を食べることができるんだという事実を確認したかった。 冒険少年としての意地だった。
ソンくんに出会えた今、shingoは満足感に満たされていた。とても、清々しかった。

とまあ要するに、shingoはひよったのだった。

shingoは記念撮影をした。
彼とshingoの、出会いと別れの写真だった。
「今度生まれ変わったらオレたち、一緒になれるかな?」
ソンくんの喜びの涙か悲しみの涙か、
外に出ると辺りには雨が降り始めていた。
走れば何とかなるかな?
shingoは駆け出した。

jetはshingoのバックパックに潜り込んだ。


終劇

第八話 需給バランス絶妙のビジネス






どうも☆


jetです。





昨日shingoは、とあるお店に社会見学に行ってきました。


そのお店とは「コスプレキャバクラ」。


※18歳未満の方もお読み下さい。





時は遡り、先月。


shingoは、巷で話題のメイドカフェ@アキバへ、仕事も兼ねてリサーチ訪問した際、その需要と供給のバランスが絶妙なこのビジネスに感服しました。


男性客は言わずもがなメイド好き。


女性スタッフはメイドコス(コスプレ)するのを楽しんでいるレイヤー(コスプレイヤー)なのです。


つまり、どちらも楽しんでいるのです。アンナミラーズにおける客とスタッフの関係とは違うのです。


女性スタッフは、客の目線より下、つまり上目遣いになる高さまで身体を屈めた上、両掌を組みながら(お祈りポーズ)オーダーを受けたり、コーヒーに入れるミルクまで注いでくれたり、ストローの紙袋もさりげに開けてくれたりと、「ご主人さまに尽くす」メイドになりきっています。


このアイデアはすべて彼女たちによるものだそう。


しかも、シャイな男性客にいかに楽しんでもらうかを追求し、例えば「ワザと言い訳できるような」環境を整えていて・・例えばその店の場合、内装は普通の喫茶店風だったのですが、「オレはメイドに興味があるのではなくて、普通に喫茶店に来たんだよ」と、シャイな男性客が言い訳もできるようにしているのです。


この閉じたユートピアに感服しました。


そこにいる人、全員が笑顔。


素晴らしいビジネスだと思いました。





時は遡り、四年前。


かつてshingoが中国で出会った日本人留学生(次元大介似)は、生活するアパートにメイドを雇っていました。


栄養バランスのとれた食事をしたいと、メイドさんを雇ったわけです。


彼女は中国の内陸部にある貧しい農村出身で、いわゆる出稼ぎでした。


字も読めなかったそうです。


そんな出会うはずのなかった2人の、奇妙な共同生活@ワンルーム。


彼女は食事と洗濯の時以外はだいたい家でゴロゴロしていたそう。


2人でいる時は会話はなく、一緒にVCDの映画を無言で見ていたそうです。





普通は豪邸に雇われるのがメイド。


この奇妙な話は、無論、物価の安い中国だから、貧乏日本人留学生が成せた生活でありました。


帰国後shingoは相変わらず興味本位でメイドを雇ってみようかなと頭によぎりましたが、当然経済的に不可能でした。





時は進んで、先日。


R25。


とある企業が、「自分の部屋にメイドがお掃除に来てくれちゃうサービス」を開始したとの記事。


shingoは「むむむ!」と唸りました。


かつてshingoが妄想したメイドがビジネスに。


何故、shingoはこのビジネスを思いつけなかったのでしょうか。


shingoは「メイドコスを楽しめる女のコがこれほど日本にいる」という知識が無かったので「本物のメイドではなく彼女たちに働いてもらえばいい」という発想は生まれませんでした。


また、プライス的にも、働く女のコの環境的にも優れた、所謂「家に仕える」のではなく「出張掃除」というアイデアもありませんでした。


shingoは「商売っておもろいなあ」とつくづく感服したのでした。





時は進んで、昨日。


カフェを超えて、キャバクラまであると知ったshingoは、「恐るべし!アキバカルチャー!」とばかりに、早速潜入を試みたのでした。

当然女のコのコスプレとは、アニメ、コミック、エロゲー*1etcのコスなのです。


shingoも、共に繰り出したドラゴン先輩も、一切分かりません。


「これはセンチメンタルグラフィティーの制服です☆」と言われても、一切分かりません。


とはいえ、他のお客さん的には萌えなわけです。


女のコ曰く、「お客さんは、顔じゃなく制服しか見てないよ」との談話もありました。


何という新発見の需要!


shingoは勉強!勉強!とばかりに、かわるがわるやって来る女のコに対して、好きなエンタメカルチャーについて質問を浴びせました。ゼロサム?スーパードルフィン?後藤圭二?などなど、浅学なshingoは未知のワードを頭に畳み込みながら、ふむふむ。





そんな中、近付いてきた男性スタッフが「お時間になります」と。


ドラゴンさんがまとめて会計しようと財布からお札を取り出すと、


shingoが一言。



延長でお願いします。



ビジネスチャンスを掴もうと熱心なshingoに、珍しくjetも感服した。





そして宴は終了。


その矢先であった。


ドラゴンさんと駅で別れると、


女のコに聞いたケータイメアドに速攻でメールするshingoの姿が。





実は、萌えていたようだ。




*1:かつては一部の男性パソヲタしかやらなかったエロゲーですが、現在はそのキャラが、アニメやコミックと並ぶくらい、人気、というのが常識だそう。





2004年のラーメン大賞






どもです☆


本日はjetのオススメシリーズ!





ネットを除く既存メディアの中ではダントツでラーメン界を牽引している、


TOKYO1週間。


現在コンビニに並んでいる今週号では


毎年恒例、「輝け!東京ラーメン大賞!!」の本年度結果が発表されています。





ラーメン好きは必読です。


読みましょう。





この先のストーリー予告






jetです☆


この先にひかえている『jetのPOP LIFE。』ストーリーの予告でございます。






  • shingo、逆玉のチャンス?

  • shingo、今度は占い師と対決?

  • shingo、いまさらオレ竜で涙?

  • shingo、新興宗教に潜入?

  • shingo、またもや韓流のワナにかかる?





よろしくね!





第九話 逆玉をつかみにいった男






こんばんわ、jetです☆





身の回りに逆玉を目指す男がいたとしたら、みなさんはひくでしょうか。


なんというか、ヒモのような男って情けない感じですよね。やっぱし。


でもそんな男がいたのです。


その男は言いました。


「平安時代、没落貴族が藤原氏の娘を政略的に嫁として娶り、栄華を極める。これは男のロマンだ!」


それを聞いた彼の友人が正しいことを言いました。


「でもそれじゃあ、相手の女性がかわいそうだろ」


すると彼はこう力強く答えました。


「大丈夫、幸せにするから」





逆玉プロジェクト第一弾「女医」




わたくしjetが気付いた限り、ある日からshingoのPCのお気に入りには、女医さんのタマゴたちが棲息しそうな医大や女子医大のサークルHPが登録されつつあった。


「この演奏会、見に行ってみるか・・」


「あちゃー、学園祭は終わった後か・・」


どうしたら将来女医さんとなる彼女らと出会えるのだろう。


shingoは毎日そんなことばかり妄想していた模様。


「通学路に毎朝通えば、何か起こるかも・・」


実にアブナイ男である。。





そんなある日、女子医大サークル掲示板に書き込まれたある情報。


とある(野郎もいる)大学医学部のサークルがクラブイベントを開催するとの告知であった。


キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!


女医さんのタマゴと出会える、逆玉のチャンス!


一攫千金→南の島のチャンスである!


人生をかけた勝負に、shingoは即、チケット代を入金した。





当日、shingoは友人ライト君と共に、西麻布のかの地へ。


おそらく医大生が溢れているだろう。


しかし二人は非学生である。まして、医大卒ではない。


なので一応、二人は「学生」という設定にしようと事前打ち合わせ。


しかしさすがに医大という設定ではボロが出るので、それぞれの母校の現役学生ということにし、チケットは医大の友人にもらったということにしよう。


若くはないが、医学部も6年間行くわけだし、ヤツラも若くはないだろう。


「そのメスどこ製ですか?」


このセリフで女医さんに話しかけようと盛り上がる二人は、上空から見る限り、明らかにおっさんであった。





jet的には想像通りのことであったが、やはり会場は野郎ばかりであった。


男:女=3:1である。


男は踊らずにつっ立っていて、女のコは椅子でナンパ待ち状態である。


どの女のコも常にいずれかの野郎に話しかけられていた。


「こいつら(野郎たち)、オレたちみたいに人生かけて(逆玉)ないくせに・・」


shingo&ライトにとっては人生をかけた勝負。本気だった。負けてはいられない。


よし!そこの席のコ二人にまず声かけよう。


かわいい上に女医さんか。気合が入る。


shingo「そのメスどこ製ですか?」


女のコ「は??」


※『そのメスどこ製ですか』以後封印。


ライト「女医さんですか?」


女のコ「は??」


shingo「どこの学生?」


女のコ「○○女子大」


shingo「は??」





普通の学生さんであった。医大でも医学部でもない。


聞くとshingo&ライトの設定と同じく、知人からインビをもらってきたという。


shingo&ライトは立ち去った。


shingo&ライト「おいおい、冷やかしかよ~」


お前らもである。





続いて次のテーブルへ。


しかしながらこちらも普通の学生さんであった。


そうか、こいつら、玉の輿狙いか!同業者だな!


shingo「ストレート玉?」


女のコ「は??」





「どいつもこいつも金に目がくらみやがって」


shingoとライトは勝手に憤っていた。


医大生の男との出会いを求めてきた女のコが紛れているのである。


「女医さんは一体どのコなんだ・・」


そこで二人は作戦を変更した。


真面目そうな風貌の女のコにピンポイントで話しかける作戦である。


キーワードはメガネ。


あまり野郎に話しかけられないくらいのコが女医に違いない。


・・ひどい偏見である。





すると、いた!


ドリンクを求めて並んでいる。


キている。南の島がキている!!


メガネが二人!ダブルメガネで確率2倍!ダブル逆玉か!?


ドリンクを手に取って列を離れそうだ、行くぞ!


ライト「女医さんですよね?」


女のコ「は??」


shingo「処方箋書くの得意ですか?」


女のコ「はい??」


ライト(耳元で)「女・医・さ・ん??」


女のコ(不安そうにたじろぐ)


shingo(安心させようと満面の笑顔で)「二人はやっぱり汗は拭いてもらうほう?」


女のコ二人はその場を逃げ去った。





その後もその調子であった。


女医さんがいない・・


それどころか、ここはまさか医大男とそれを求めにきた女のコだけ!?


その予感が確信に変わった時、


男二人は会場を逃げ去った。





暗黒な感じの祭



月桃ディスコ


jetです☆


オススメシリーズではあえて音楽のオススメを外してきましたが


最近好きなのがたまってきたので備忘録的にこちらでアップしますね☆





Dogggystyleの月桃ディスコ。


バックパック持って訪れたある国の海沿いのとある村でこんな祭に出会いたい!


そんな曲。血が騒ぎます。そんな血が流れているとも再認識。





笑い飯のマネージャー



jetです。


ひとり言シリーズ!!


f:id:tsudashingo:20041201110427:image


M-1本年の決勝進出8組が発表されております。


http://asahi.co.jp/m1gp/finalist/


shingoは、優勝はどのコンビかを会社で賭けたり、予選3回戦を観てきたりと、M-1を楽しんでいる模様ですが、jet的に今回語りたいのはやはり笑い飯に関してです。


ここまで来ると本年の確実な本命というわけですが、


振り返ってみると、2004年の笑い飯は、ここまで日本中でそのおもしろさを認知されながらも、全国的な露出を控えてきました。


当初jetは、その戦略は単に彼らを地道に売り出していくための戦略かと漠然と思っておりましたが、


今思うのは、完全に2004年の笑い飯の活動計画は、この2004年度のM-1優勝を目指して明確に想定されたものだったのではないかと思うのです。


それはまさに、大阪の舞台に毎週立って一年間かけて磨いたネタ2本で決勝に臨むという計画です。


彼らは笑いの本場であり日本第二の都市である大阪のクローズドな舞台に立ち続け、余念ないマーケティングをし、そして着実に腕を磨いた。


その最重要なネタが東京のキー局全国ネットテレビ番組に出て一発で日本中で消費されてしまうことを避け、露出は、ミニマム存在を忘れられないレベルでのピンポイントなテレビや雑誌への露出にとどめた。


つまり、M-1、4回目にして、M-1だけを想定して一年をかけるようなコンビが出てきたということです。かなり切れるジャーマネだと見た!


それほど、お笑い界最高権威になりつつあるM-1。


中川家、ますだおかだ、フットボールアワーと、王道の漫才をこなすコンビが栄誉に輝いてきた流れを、笑い飯が崩すのか。


まあ、優勝してもしなくても、来年の笑い飯一般的ブレイクは必至でしょうね☆


中川家、ますだおかだ、フットボールアワーは優勝後にかなりテレビ露出が増えましたが、彼らの持ち味をマックス生かしきれているテレビ番組はぶっちゃけありません。


この切れる笑い飯のマネージャーさんは、その点も上手に考えているのだろう☆という期待を込めて、本日のひとり言を〆させていただきます。





ホストって?



急に始まりました、路傍の名言コーナー。


これは、その辺に落ちていた、ぐっとくる言葉の備忘録です。





昨日、歌舞伎町のとある中華料理屋前。


食事をし終わったらしい幼い姉弟が、会計中の両親を待つ間、先に外に出ていました。


歳にして、小学生といったところ。





姉「ホストがいっぱいね」


弟「お姉ちゃん、ホストってなあに?」


姉「ちやほやしてくれる人だよ」(即答)





新宿サブナードのあのコ



新宿サブナードを通るたびに、目に付くイメージガールのコ。


季節のキャンペーン等に絡めてそのモデルの写真がいっぱい貼ってあるのですが、shingoは何げにずーっと気になっていた模様。凝視すること複数回。


誰なんだ、この美少女は・・


でも通り過ぎるとその出会いを忘れちゃう。その繰り返し。


んである日ようやく「忘れたくない!」とメモり、帰宅後ぐぐって、ようやくそのGPのコの正体判明。





新垣結衣ちゃん


というニコモ(新潮社刊ローティーン向けファッション誌「ニコラ」のモデルの略)のコでした。


分かった瞬間にjetは愕然。16歳て。


この男・・


f:id:tsudashingo:20050101030439:image f:id:tsudashingo:20041231215644:image





誰がゲームを殺すのか



どーもー☆jetです。


shingoはニンテンドーDSを購入しました。


何故DSだったのか。


何故PSPでは無かったのか。


何故ゲームをする習慣がこれからもあまりないだろうに、買ったのか。


そこにはshingoの、ゲーム文化への想いがあります。


今日はその話を。





shingoは小学校~中学校と、PCエンジンユーザーでした。


スーファミと比べればマイノリティーなPCエンジンでしたが、当時はゲームの主人公が喋ったり、マルチパッドにより二人以上の五人対戦ができたのは、まだPCエンジンだけでした。そんな魅力に惹かれ愛したのです。


しかし時は移ろいゆくもの。他ハードメーカーが次世代ハードを発表するのと平行して、PCエンジンもハイスペックに変身するため、CD-ROM→スーパーCD-ROM→アーケードカード・・と、人造人間バリの拡張をしていったのです。その末路は、結局はソフトありき。サードパーティーが減っていき、その先は荒野でした。shingoはその挫折とともにゲームをしないコに育ったのでした。





その後もゲーム業界は各ハードメーカーが、次世代ハード開発、次世代ハード開発を繰り返し、現在に至ります。


ハードが変わるたびに、ゲームユーザー数は縮小し、取り戻したかと思ったらまた縮小。ハイスペックなハードに見合うソフト制作には金がかかり、失敗は命取り。ソフトメーカーもここ数年で激減しました。ファミ通のソフト売り上げベスト10を見ても、半分はシリーズものやアニメのゲーム化したもの、半分はアドバンスのソフトといった現状で、家庭用ゲーム機では、全くのオリジナル新作を作りにくい時代となってしまいました。





不況に喘ぐゲーム業界に追い討ちをかけたのがプレステです。


ベータ以来のソニーのやり方、「とにかくハードを普及させて、ソフトは後からどうとでも」なやり方はブルーレイでもやってますが、そういう戦略で、DVDプレーヤー機能を搭載した「家電」は瞬く間に日本中のご家庭に広がりました。


しかし、どうでしょう。


私の周りでも、ゲームをするために使っている人はごくわずかで、最近の廉価な映画DVDソフトをプレイする家電と化しています。毎年買うゲームソフトは、ウイニングイレブンの最新版一枚だけな人もいるくらいです。





事実、先程も述べましたが、売り上げトップ10の半分はゲームボーイアドバンスのソフトが占めているのです。つまり、ハードの普及数から考えてもプレステユーザーに「ゲームをする人」というのは多くはない、ということです。





そういった単に自社のハードを売ることしか考えていない家電メーカーソニー中心のゲーム業界に、一石を投じようとしているのが任天堂のDSなのです。


ゲーム好きがゲームを作るようになってしまったからでしょうか。


昔は、映画・アニメ・小説など他のコンテンツに通じた人たちが、新しい「ゲーム」という地平でフロンティアスピリッツばりばりで見たことも無いゲームをたくさん生み出しました。でも今は、既成ジャンルの「アクションゲーム」や「RPG」等が、複雑にマイナーチェンジしただけのゲームばかりです。絵や操作方法が複雑になっただけのゲームはとっつきにくい印象をグレーのユーザーに与え、ゲーム離れを助長しています。


スーファミ時代の任天堂は、ロイヤリティーが高かったので、サードパーティーをソニーにごっそり持っていかれた苦い過去があります。それ以降、任天堂は、ハードでは常にソニーに対し苦戦を強いられてきましたが、ポケモンにしろピクミンにしろ、オリジナリティー溢れるソフトの良質さでは群を抜いていました。ゲーム黎明期を体現してきた任天堂だからこそ、ゲーム文化は自分たちが創り出す!というエポックメイキングへの強い欲求が今も息づいているように思います。前述したアドバンスの状況にしてもそうです。任天堂はゲームは「おもちゃ」だ、という視点を失わなかったのです。常に子供たちをシンプルにわくわくさせるような視点を失わなかったのです。





今回のDS発売発表の際も、任天堂はそう言っています。


「ゲームを、昔の、誰もがわくわくした時代のもの戻したい」


2画面・タッチパネル・ピクトチャット・ゲームシェアリング・・etc


「さわってみたい」


そうユーザーに思わせるまだ見ぬ宇宙。


「こんな新しいソフトを作りたい」


そうソフトメーカーに思わせるまだ見ぬ地平。





PSPが欲しい!と言ってる人に共通していることで悲しいのが、


どんなソフトが出るか知らない点です。


ゲームをやらない人たちが、ソニー製品のデザインと、ブランディングで消費欲を刺激されているだけです。


音楽聴くならi-podのほうがいいし、映像はノートPCで見ます。


絵がキレイとか、そんな子供だましなことまだ言ってるのかと思ってしまいます。


ゲーム機としての魅力は、本当に分かりません。


まあ、家電メーカーに、日本が世界に誇る「ゲーム文化」というものを考える視点を求めるのは酷なのでしょうか。





DSとPSPを比べるのは、ニューストピックスとしてはキャッチーですが、アーティストの宇多田ヒカルとTVスターの浜崎あゆみを比べるごとく、ナンセンスなものです。


PSPのほうがハードは売れるでしょう。


でもDSは夢を与えてくれるのです。


新機能を生かした一体どんな新しいソフトが生まれてくるのでしょうか。


shingoは任天堂のイデオロギーに、一票投じたようです。


f:id:tsudashingo:20041231212432:image





あけましておめでとうございます






あけましておめでとうございます☆


恒例の干支を食べるシリーズ!


・・ですが、今年の酉は昨年と比べると拍子抜けするくらい食べるのが余裕なため、今回はこれまでとは少し異なった内容でみなさまのお手元に発送致された模様です。


遅くとも3日には届くかと思いまーす☆





顔、痛そうだったなあ。。





ハウルの動く城



楽しい。どこがつまんないのか分からなかった。f:id:tsudashingo:20050101021757:image





m-flo loves YOSHIKA



リリースされてから随分経ちますが、寒い季節になってますます胸に染み入るようになりました、m-flo loves YOSHIKAの『let go』。


この歌のYOSHIKAの声、最初聴いた時、宇多田ヒカルかと思いました。ていうか激似です、この狂おしい感じ。VERBALの推薦でlovesが成立したそうな。それにしても、m-floはハズレがない!Takuすごい。


Let go 


http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20186320


↑試聴できます。





年末ジャンボ



9,000円が3,900円になりました。f:id:tsudashingo:20050102133554:image





おみくじ



吉でした。吉っていいなあ、普通で幸せ。@成田山





スガキヤ



数年前に東京撤退したかと思われた寿がきやが軽い名古屋ブームに乗じてか再び東京上陸@高田馬場。東京向けにアレンジされており、例えばゴハンものはソウルフードの五目ごはんではなく味噌カツ丼やどて丼等の有名名物系を導入。それは仕方ないけれど、クリぜん(クリームぜんざい)や、トッピングの生卵や、フォークとスプーンが合体した謎の食器(普通にレンゲになってた)が無いのが残念。それにしても好立地なので今回こそ長続きしそう☆ http://www.sugakico.co.jp/


f:id:tsudashingo:20050102224354:image f:id:tsudashingo:20050102224406:image





史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ’05



ココリコ田中のセンスと、さまぁ~ず2人の技量と、ウド川田のミラクルを見ました。http://www.tbs.co.jp/thedreammatch/





カンフーハッスル



暴力⇔笑いのバランスの取り方が・・。国民性の違いでしょうか。でも周星馳大好き。http://www.sonypictures.jp/movies/kungfuhustle/site/index.html





成田山新勝寺の護摩



初詣。新勝寺本堂内で行われていた法要に参加。最中に、坊主にカバンや財布を渡す人々の列あり。あれは何ぞやと隣のおばちゃんに聞くと、護摩の火にカバンや財布を当てるとお金が増えるのだそう。今も目の前でお坊さんが預かったヴィトンの財布が火に当てられている。お賽銭で投げた5円すらも増えませんからー!ヴィトンが泣いてますからー!と心の波田陽区の声を受け流しながら、現代日本の宗教の、その世俗的なエンターテイメントぶりを愛くるしく思いました。世界のエッジ、ニッポン大好き☆http://www.tosp.co.jp/i.asp?I=hataeri


f:id:tsudashingo:20050108143542:image





YOSHII LOVINSON「CALL ME」



2005年最初の男泣きできる名曲。たまりません!


CALL ME





第十話 記憶が置いてきぼり






どうも☆jetです。


今日はお酒と記憶の話をさらり、と。





shingoは自称「酒が強い」。


確かに上空から見る限り、周りの人間と比べて途切れぬペースで飲み続けている模様。


彼はどうやら常に口に何か入れていないと落ち着かないらしい。





普段はそれはそれで、という感じで問題ないのだが、安い酒をチャンポンしたりするととんでもないことになる。主に焼酎が絡んだ場合。





記憶を無くすのだ。


パッスリと。





だいたいのパターンでは、理性だけはギリギリで存在し、「とにかく人に迷惑をかけたくない(醜態をさらしたくない)」という考えのもと、ヤバイと判断すると飲みの場から速やかにフェイドアウトする。猫が人知れずな死に場所に向かうように。





これまでも、


・四谷で飲んでいて朝起きると中野の団地の踊り場で目が覚めた。


・仕事で接待した翌朝、留置所で目を覚ました。←公園で体温が低下してたのを保護された(らしい)。


・合宿先で後輩に「殺してくれ」と懇願した(らしい)。←フェイドアウト失敗。


などなど色々あるのだが、回を重ねるごとに記憶を飛ばすのは癖になるようで、特に2004年は多かった。(大丈夫だろうか、この先。)





飲みの翌朝はさながら探偵気分である。


「お・・ここは我が家??あの状況で帰るとはリスペクトMY理性☆」なんて思って小一時間布団でまどろんだ後で起きると、服がゲロまみれと気付く。「けっこー、酔ってたのか・・?」と思いリサーチ開始。一緒に飲んだ先輩に電話すると、「泥酔したshingoを家まで送ろうとTAXIに乗せようとしたら、『ホントすいません!』と言って逃げ出し、車走る車道に飛び出していって危なかったよ・・」と発覚したりとか。。





shingo自身、もう一人のshingoが謝り上戸であること、そしてそば好きであることは把握したようだ。起きると、机の上に、コンビニで買った割り子そばが置かれていることがままあるからだ。





しかし先日、もう一人のshingoの新たなそして不可解な性癖が発覚した。


(残念ながらこの夜は、jetも眠さのあまり記憶が曖昧であった。)


目覚めるとまた家。昨夜カラオケ屋で退室五分前を告げる受付からの電話、そして最後の一曲で盛り上がった感覚は覚えているが、その先からこの目覚めの瞬間までの記憶が気持ちいいほどにない!


shingoは探偵活動を開始した。財布を開ける。すると領収書→TAXIに乗った形跡あり。これは新宿駅から自宅まで、寒さに耐え切れず乗った金額だろうか。


カラオケを共にした友人にメールする。


「昨日は楽しかったね!」


もし事件が起きていたらこの後「大丈夫だった?」とか返ってくるだろうが、普通に「うん、楽しかったね!」と返ってきた。


ひとまず、ホッ。迷惑はかけてない模様。


続けて正直に、「昨日、オレってどこで解散したっけ?」とメール。


すると、「カラオケ出た瞬間に『じゃあ☆』つって走り去って行ったよ」とのこと。


フェイドアウト発動か・・ギリだったらしいな。


まあ、何はともあれ、吐いた形跡はないし、問題は無かったかな。


と、その時、胸ポケットの膨らみに気付く。



ボタンを開けると、中からつまようじが50本近く(1本1本が紙袋に包まれているタイプ)出てきたのだ。つまようじの袋には「toothpick」とだけ書かれている。


もう一人のshingoはつまようじコレクターなのだろうか?


カラオケ屋にはつまようじは置いてなかったはずだ。


空白の時間に一体どこへ・・





そば屋か?





ホスト勧誘



この連休、ホストキャッチに捕まり、ホスト勧誘をされた。別の日、別の場所で2回@新宿。やりたい人はいくらでもいるだろうし、何故わざわざ自分なぞを・・と疑い深いshingoは「仕事してるんで」と断ると、「土日だけやってるサラリーマンの人もいますよ」となかなかに食い下がる。これは新手のキャッチセールスではないか。絵?壷?さきほどぐぐったのだが、特に被害報告は見当たらず、単純にキツイ世界だから志望者は多いけど長続きする人が少ないそう。しかしそこまでホスト不足??今度、新宿の交番で聞いてみよう。


f:id:tsudashingo:20050110213655:image





痴漢男と幼馴染の女の子がしばらくウチに来ることになりました



電車男以降の出来事。まとまってから知りました。で、まる一日ぶっ通しで読みました。マジなのか釣りなのかとかはどうでもいいことで、素直にこの表現手法を「大好き☆」と言いたい。毎週楽しみにしてるドラマの放送日とかマンガ雑誌の発売日とかを待つ感覚を超えた、自分が生きているのと同じ時間軸上で実際に起きている主人公からのドラマの報告を毎日待つ感覚。しかもみんなで待つ感覚。この手法はまだまだ楽しめそうです。


痴漢男 


http://members3.jcom.home.ne.jp/tikanman/


幼馴染の女の子がしばらくウチに来ることになりました


http://izis.org/osanai/





B型オフ会



mixiやGREEにあるB型コミュニティーが合同で企画したB型オフに参加。その名の通りB型だけが集まる飲み会で、70人以上のB型が出席。妄想上では、同じB型なので全員が同じような行動をとるかもなんて期待していたが、やはり現実はそうはいかず、人それぞれ。A・O・ABもいる通常の集団にいる時と同じように、自然と個々人それぞれの社会的役割ができていくものですな。逆に、血液型と性格は関係ないな、と思い知った夜でしたw





リアルモテ非モテ診断



はてなで話題のリアルモテ非モテ診断やりました。「モテ系 非モテ君」でした。当たってるかも。。 http://www.motehimote.com/section1/s1_2.html





『続かないこと』募集



ジム、寒い早朝が続くようになって一切行かなくなったshingo。


当然行かなくても月会費は無情に銀行から引き落とされている悲しみ。


で思ったんだけど、フィットネスジムってこういう『続かない』人で儲けてるのでは・・


これってもしやビジネスチャンスでは!?


レッツ『続かないこと』ビジネス!





例:月300円払えば5曲着メロダウンロードできるサイト


  →盛り上がった月の翌月には忘れててダウンロードしない(でも月会費取られる)。





何故続かないかと言えば「面倒だから」。


ジムは内容的に面倒だ。着メロはシステム的に面倒だ。


でも誰もが一瞬惹かれて手を出す。で、会費制。





もしやまだ『続かないこと』なのにビジネス化されてないものがあるのでは?


月会費でこっそり儲けたい!


というわけでみなさんの『続かないこと』教えてね☆





恋愛15シミュレーション



あえて今更うp。当時jet自身、超ド級の衝撃を受けた星井七瀬ちゃんの名曲を、先日気まぐれでぐぐってみたところ、ウワサには聞いていた、当時起きた熱狂的なコアシーンでの盛り上がりぶりを垣間見ることができた。ECDさんがBBSで言及したり、2ちゃんの洋楽板が盛り上がったりした当時の話題沸騰ぶりを無断でリンク。





賛否両論なHMVのページ。


http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1954287&mode=1&page=1


個人サイトやブログなど


http://d.hatena.ne.jp/matsukura/20031020


http://d.hatena.ne.jp/sinfonia/20040220


http://d.hatena.ne.jp/krpyn/20031214


http://www.rickdom.com/archives/000803.html


http://lulu-r-me.hp.infoseek.co.jp/special04/neta2003.html


http://saikindouyo.net/diary/sh-101/archives/003276.html


http://www.geocities.jp/beat_sense/dailylife/200403.html


http://www6.big.or.jp/~beyond/bbsnews/proxy/hiphop/1066749589/


http://www.geocities.co.jp/Milano-Cat/3328/2003.htm


http://nisekayo.hp.infoseek.co.jp/LOG/103.HTM





恋愛15シミュレーション (初回限定盤)(DVD付)





ドラゴン桜



タイトルも変だが、劇画めの絵柄にテーマが「東大受験」ってのも変・・「ギャグ?」そんな第一印象でしたが、読むと非常によく出来たマンガであると唸ります。学校経営に失敗し破産した高校を整理しにやってきた弁護士(主人公)が、その高校(ヤンキーばかり)を『東大へ100名送り込む超進学校』に変えていくという話です。そう帯でも謳われてますが、大学受験を経験したことのある人なら皆「こんな授業受けたかった!」と思うこと必至。いまも連載中。すべての高校教師は、読め。


ドラゴン桜(1) (モーニングKC (909))





風雲幕末伝



PSのハードを買って3年ほどになるが、ようやく3本目のソフトを買いました。元気株式会社の「風雲幕末伝」。前作「風雲新撰組」を会社先輩から借り、非常に燃えた記憶が新しかったため、今回は自腹購入。前作からグラフィックもシステムも驚くほど使い回しだけど、やっぱ好きだな、これも。倒幕側か佐幕側かストーリーを選べるのだけど、佐幕だと新撰組の隊士に。前作では油小路の変まででしたが、今作では五稜郭まで。つまり土方さんとラストサムライできるのです・・泣ける・・。それにしても新撰組は池田屋事件以降が面白いなあ、連合赤軍化していくところが人間の業を見ているようでたまらんです。


風雲 幕末伝





彼岸島



オススメされて今更読みました。ネタを出し惜しみしてないのでストーリーが大胆に動いていき、「え?もうこんな展開?」と何度か思いながら一気に最新巻まで読んでしまいました。作り手の、いい意味で荒削りなエネルギーが熱いです。今後も最新刊が出たら読みます。ただ、「兄弟が雅(宿敵)と戦う理由」が兄のも弟のも萎えました。その理由の中身に萎えるというよりも、その理由をそのようなものにした、作り手の思考回路と行為に萎えました。いちおう大人が読むエンタメなのだから、主人公が悪と戦わねばならぬ理由付けをそこまで死に物狂いで行う必要はなかったし、理由を説明したいなら説明するでもう少し賢明な理由にしてほしかったです。


彼岸島(9) (ヤングマガジンコミックス)





人志松本のすべらない話



見逃していましたが、ようやく親切な友人から借りました。贅沢な一時間でした。出演者6人の話自体がどれも笑える話だったのはもちろんですが、「さむ!」とか絶対言ったりしないような、相手の話を一生懸命聞いて笑おうとしてる雰囲気が、あたたかくてよかったです。春あたりからレギュラー化だといいな。


f:id:tsudashingo:20050125015812:image





第一一話 不審者と遭遇す。



おこんばんわ☆jetです。





現在shingoは風邪真っ最中。


悪寒、頭痛、関節痛、咳、下痢の諸症状。


早朝から気立てのいい女医さんで評判の病院へ行った後に出勤し、


しばらくして早退しました。





これから安静にして寝まくろう!と


帰り道、しんどい身体を押して、ヒマ対策で近所のブックオフへ。


たくさんの人たちがノーカバーのマンガを立ち読みしてるものですね、家にも帰らず。


ちなみに何故でしょうか、本屋に入ると便意をもよおすのは。


体調不良の下痢をこらえ、足早に帰路へ。





一階の郵便受けを開けると、一通のお手紙。


管理会社からである。


「最近、屋上で不審人物が何度か目撃されています。見つけた際は警察へ通報願います」


shingoは最上階の6階在住であり屋上から侵入される可能性は高いことこの上ない。


しかしながら男子であることこの上ないし、盗まれてもいいものばかりでこの上ないため、読み流した。





いくつかの手紙やチラシを抱え、


エレベーターで6階へ。


今日に限って何故かカギを開けるのに違うカギを突っ込んだりして手間取る。


でドアを開くと、そこにはいつもの暗闇が広がっているはずが・・





出たー!暗闇の中に白い人影!しかも目が合った!


不審者「ワッ!」


shingo「ギャー!」


マンガのように尻餅をつくshingo。舞うチラシ。


と、その不審者、よく見たらshingoの彼女である。


今朝、病状を電話したので、心配して来てくれたのであろう。


どうやら驚かすつもりだったようであるが、タイミング的にちと悪趣味である。


それにしてもこの女性、どれくらいの時間を暗闇の中で過ごしていたのであろうか・・


普段穏やかなshingoも珍しくキレているようだった。





彼女「怒った?」


shingo「・・・・・・・。」


彼女「・・・・・・・。」


shingo「ごめん、今日は風邪うつすと悪いから、せっかく来てくれたのは嬉しいけど、帰ってくれないかな」


shingoの表情は、怒っているようにも謝っているようにも見える。


彼女「・・そう。。これもいらないかな。」


彼女はどうやら病人のshingoのために買出しをしてくれていた模様。袋を持っている。


それにしてもこの女性、どれくらいの時間、暗闇で袋を持ったまま立ちつくしていたのであろうか・・


shingo「あ・・ありがとう・・」


彼女「・・・・。」


shingo「でも、ごめん、今日のところは帰ってくれないかな・・」


彼女「・・・・。」


冷たい男である。行き過ぎたかもしれぬが彼女にとってはあくまでユーモアであったのに・・


彼女「これ、返すよ」


shingo「え?何で・・」


shingoの部屋の合鍵である。


彼女「だって、わたしが来ても迷惑そうだし・・」


shingo「・・・・。」


shingoは何かを言おうとしたが黙った。shingoの言いたかったことをjetが代弁してみるが、「来てくれるのは嬉しいけど、悪趣味な驚かしは勘弁・・」ではなかっただろうか。


shingo「・・・・。」


無言のまま合鍵を受け取るshingo。


そして冷たいような、悲しいような表情をしてshingoは言った。


shingo「じゃ・・」


彼女「・・うん」


ドアの閉まる音。





いくら何でもやり過ぎではないか、shingoよ。


わざわざここまで来てくれて、なおかつお見舞品まで用意してくれた相手に対して。


あの閉じゆくドアの向こうの彼女の悲しそうな瞳がjetの脳裏に焼き付いた。


あくまでユーモアじゃないか。心が狭すぎる!


こんなくだらないことで、二人の関係は再起不能状態である。





と、ドアが閉まると、即トイレに駆け込むshingo。


・・なるほど、どうりで余裕がなかったわけである。


shingoは驚かされて尻餅をついた際に

うんちをおもらししていたのであった。*1




*1:こうして必死で守った男のプライドであったが、関係修復のためすべてを告白し謝罪。今ではいい笑い話です。





おもろい写真



はてなで盛り上がってたので見てみると・・


http://www.geocities.jp/navyfrog993/HibiZakkan/05/Jan05/Jan05.htm





デスノ?



条件を少しずつ変えて、細かい詰め将棋してる感。そういう思考、大好きなのでいつまでもついていきますよ、大場先生☆かねてから、デスノートはジャンプで毎週読むのこそ、「よくもまあ毎週ハラハラさせてくれますな大場先生」感を味わえてサイコーだという話を聞いていたが、きょう小学生がコンビニでジャンプ最新号のデスノの文字(多量)を一生懸命熟読している姿を目撃。「この小僧はわたしの半年先を歩いておる!」対抗意識を燃やし→追いつこうと。で、さきほど、5巻のラストの続きからジャンプバックナンバーをマンガ喫茶で読破し、半年先の世界行きのタイムマシンに乗ったのでした☆


DEATH NOTE (5)





のだめカンタービレ



いまさらですが読みました。いやー、おもろいとしか言いようがないですね。終始ニヤニヤしてしまいました。仮にTVドラマ化しても原作であるこのマンガは絶対超えられねえ・・と感じるほど、マンガという表現方法が持つパワーを最大限発揮した非常に完成度の高い作品ですね。おっと!ダ・ヴィンチの来月号は『のだめカンタービレ』特集!うわーい☆いま思うと自分の周りにはオケやってる人って多かったんですよ。特に千秋は友人とダブります。紹介はしませんよw>女子


のだめカンタービレ(11) (講談社コミックスKiss (523巻))





R-1ぐらんぷり



ほっしゃん。おめでとう!ネタの内容的にもスキル的にも文句なしの面白さでした☆それとは別のところで、中山功太くんを見てて思ったことは、お笑いも「アレンジ」次第でまだまだいかようにも宇宙は広がるな、と。彼は陣内とは逆で、音声にツッコミをさせていたという点と、その音声をDJ風にしていた点が、アレンジという部分で興味深い人だった。しかも彼の弱いものへの視点は、松本人志や古谷実のマンガのような、笑っていいんだか笑っちゃいけないんだか、共感と差別の感情がぐるぐるやってきて好きでした。


http://my.casty.jp/hoshan/index2.html


f:id:tsudashingo:20050221205626:image





ケロロ軍曹



色々な意味でマンガとして極まっています。たくさんいるのにそれぞれがキチンと立っているキャラ作りとかマジで感心。子どもからヲタまでに愛されているこの作品には、子どもが喜ぶポイントとヲタが喜ぶポイントが全く別に用意されているけれど、お互いがいがみ合うこと無い絶妙な平和共存バランスなのです。(ヲタ向け作品だったのに子どもにもウケちゃったのが現実だろうけれどw)そういうコンテンツの作り方、仕事上学べるところも多いなと思ってます。


ケロロ軍曹 (9) (角川コミックス・エース)





ベストオブ相談の乗り方






ここ半年、あるテーマで30人くらいに相談事をさせていただいた。


そのテーマとは人生における二者択一の問いで、正解のないものであった。





相手により答えは様々であった。


当たり前であるが、近いライフスタイルの友人の意見ほど、「なるほど」と共感できた。


そんな中でも特に、「この人に相談してよかった☆」と感じた相談相手は2人いた。


その2人は、共通する、相談の乗り方をしていた。


この相談の乗り方を、ベストオブ相談の乗り方とする。






正解も不正解もない二者択一だが、その選択が確実に相談者の人生に影響を与える。


相談者の人生は背負えない。


相談者は迷いを断ち切りたいがために私に相談をしてくれている。


つまり、私の役割は、この相談者の迷いを減らしてあげることだ。






つまり、ベストオブ相談の乗り方とは、


相談者が傾いている方向を読んで、そちらの方向へ肩を押してあげること。





※論理的に片方の選択肢が不正解であることを説明できる場合を除く。


相談天国





「籍だけ入れる」ってあるけれど。



先日友人の結婚式に立ち合わせていただいた。


この歳になると、友人の式には何度か参加させていただいたが


今回は初体験の神前であった。


これが、素晴らしかった。


経済的あるいは時間的な理由が多いのだろうが、「籍だけ入れる」ってあるよね。


もちろん、普通のお付き合いと結婚の違いって、現実的な話、この「籍」でしかないのかもしれない。


でもでもやっぱ、神前見ちゃうと、「式」あってこその結婚なんだと痛感。


神・宇宙・家族・先祖・友人、すべてに認められて開く、二人にとっての光の扉、が


見えた。


f:id:tsudashingo:20050309013742:image





エスカレーターストーリー



大江戸線六本木駅ホームから地上へ向かう、長い上りエスカレーター。


乗っていると、逆側(下りてくる側)エスカレーターに美女が。


男とは悲しい生き物。ボーッと、無意識に見てしまう。


視界の前方→真横→後方と進む彼女を追ってshingoの目も何となくスクロールして行く。


名残惜しいが、もはや彼女の後姿。


ふと、そこからさらに目をスクロールし、180度後方(shingoの真後ろ)を見てみた。


すると、shingoの後ろに乗っている男たちも全員、その女性を見つめているではないか!





真後ろのリーマンと目が合う。


んで、彼も振り返り、後方の男たちが整然と連なってその女性を眺めている絵を見て、言った。


「こっちも美しいな!」





これが新ドラえもん、水田わさびさんの声





芸能証券



ぐぐって出た検索ヒット件数を株価に見立てたおもしろサイト。日々の値動きを記録している。http://www.gse.jp/





第一二話 おばあちゃんへの仕打ち






どーもー、jetです。


最近shingoがやってしまった、ひどい話。





先日shingoは南房総は館山へ行った。


その駅のホームでのこと。


終電早かったり、本数少なかったりだと、帰りに困るので、着いた矢先に帰り方面の時刻表をチェックすることに。





shingoは何か閃いたご様子。得意満面な笑みで、おもむろにケータイを取り出した。


「文明の利器を駆使するぜ☆」


そんなことを声に出して言いながら、写メールで時刻表掲示板をパチリ。





と、上空から眺めているわたくしjet。


我々のずっと以前から時刻表前に立っていたおばあちゃんの手元を、ん~・・よく見てみたら・・


!!


おばあちゃん、一生懸命、時刻表を紙にメモっているではないか!!





まさかアホshingoの文明発言も聞こえてた!?


こういうのが一番ヘコむわ・・





第一三話 ばったり萌えについて






どーもーjetです。


今回は「ばったり萌え」についてのお話。





知人と意外なところでばったり出会う。


そんなこと、たまにありますよね。


もちろんそれはただの偶然なわけです。


shingoも根本的には分かっているでしょう。


されど人生。


それを運命だと信じたほうが、楽しいわけでございます。





これまでもshingoに「ばったり燃え」な瞬間は数多くありました。


それを逐一ここに挙げていったらキリがありませんので絞って実例。





大学3年の時、タイのカオサン通りで、とあるおっさんを発見。汗だくで足早に歩いていました。


彼は、shingoが2年前に訪れたインドのカルカッタで、同じドミだった人でした。


パッカーなら、カオサンで再会する、というのは実はそんなにレアな話ではありません。ですがこのケースは燃えたのです。


shingo「お久しぶりです!」


おっさん「・・・・?」


shingo「(覚えてないか・・)」


おっさん「あ・・カルカッタで・・」


shingo「はい!」


おっさん「ゴメン・・いま急いでて。また、地球のどこかで!」


そういってある方向に目線をやった後、走って路地に消えて行きました。


その方向にはポリスがいたのです。


そういえばおっさん、カルカッタん時は毎日ガンジャ吹かしてて目も虚ろだったっけ・・


ここはタイだもんな、激ヤバだ・・(終身刑?)





こういう時にshingoは思うようにしているのです。


この出来事は運命だと。


だとすると、この出来事はオレの人生にとって「何伏線(なにふくせん)」なんだろう、と。


単行本の4巻に登場したおっさんが、何故10巻の、メインストーリーと全く関係ないところで登場したのだろう、と。21巻あたりの「最終戦争後の世界」編でどこかの砂漠で再びおっさんと出会い、共にラスボスを倒すためのパーティーを結成することになる伏線なのか・・とか考えるわけです。


そうすると人生、盛り上がるわけです。





これが女性だと、燃えるというより萌えることになります。


別の年に行った旅で、アウトのためバンコクに戻ってきたshingo。


最終日前夜、ドミの共同スペースにいた一人の日本人女性。


shingoはその女性を見た時、当時付き合っていた自分の彼女にどこか似てるな、と思いました。挨拶はしたものの名前も聞かず、翌日、shingoは帰国の途に着きました。


そんな出来事も忘れた頃の、2ヵ月後。


shingoは住んでいた高田馬場から、新宿に買い物へ行くため自転車を走らせましたが、急にパンク。


仕方なく山の手で向かうことにしました。


で、電車に乗った瞬間、


(ん?この車両に何かある・・)


と、思ったのです。車両内を何となく歩きました。


すると、あの女性がいたのです。


目が合いました。(間違いない!)すると、


「shingoくん!」


彼女が叫んだのでした。


聞けば、shingoの帰国後、shingoが旅で出会った人と知り合い、彼からshingoの名前を聞き、覚えていたそうです。


このばったり萌えにさすがにshingoはヤラれました。


彼女も同様、「何これ、運命!?」と、燃え上がったのでした。





んで先日。


shingoは地元名古屋で、とあるイベントに参加しました。


高校の時の友人が参加しているJ-POP系のDJイベントでした。


たまたま墓参りで帰郷している時に誘われたのです。


友人に主催者を紹介してもらい、CDJ買うんで自分もアイドル皿回したい!と話すと、「帰郷の際は是非!」とのことで楽しい広がりな悪寒☆


しばらくして、そろそろ東京行きの新幹線に間に合わなくなるから、店を出ることに。


ところが主催者との別れ際、くだらないことでモめ、「もう二度と来ねえよ!」と捨てゼリフを吐くレアな展開に。


んで、地下にあるクラブのドアを開け、足早に階段を駆け上る途中でした、


「だっつ!」と言う女性の大きな声が後ろから。


顔は見なかったが、いま階段ですれ違った人物の声だろう。


shingoは中高男子高。『だっつ』はshingoの小学生時代のあだ名。


つまり、後ろにいる人物は、小学校の時の同級生女子であろう。


shingoは急いでいたしキレていたしで、止まらずに階段を上りながら振り返った。


(彼女の顔を見たところで名を思い出せるだろうか・・)しかしそんな杞憂は無意味だった。


何とshingoの初恋の○○さんだったのだ!


「○○さん!」shingoもビックリして大声で言った。


しかしshingoは状況的にそのまま足を止めなかった。


そんな急いでいるshingoを見て彼女は笑顔で言った。


「がんばって!」


shingoは彼女に、苦笑いにも似た笑顔を見せてその場を立ち去った。





何?このばったり萌え・・。しかも何?あの「がんばって!」って萌えゼリフ・・


タクシーの中でshingoは叫んだ。


「この展開、何伏線なん!」





shingoよ、フラグ立ってたのに・・





第十四話 自由を語る男。



jetです☆


先日shingoは乗っていた電車を降りようとした際に40代くらいの会社員に注意された。


「網棚に雑誌を置いていっちゃダメだよ」と。


忘れ物ではなかった。読み終えたから放置していたのは事実であった。


shingoは素直に謝罪した。


shingo「すみません。」


おっさんは立ち去った。






現実はこれだけの出来事であった。


以下で、他人に人前で怒られて恥ずかしい→逆ギレという小心な妄想をその後繰り広げたshingoの内面の実態に迫る。


(ホワンホワンホワンホワンホワーン・・)











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


おっさん「網棚に雑誌を置いていっちゃダメだよ」


shingo「すみません。」


しかし降車ホーム上にてshingoはさらに続けた。


shingo「でも何故、イケナイんですか?」


おっさん「ルールだからだよ。」


shingoの表情が変わった。鋭い目つきである。


shingo「ルール?ごもっともだ。だからわたしは謝罪した。しかしおっさん、少し思考が停止してないか。」


おっさん「!」





(以下shingoの説教シーン始まる。)


shingo「おっさんよ。


網棚に雑誌や新聞を置いていくな、というアナウンスが電車内で始まったのはつい最近のことだ。それはホームレスが雑誌を路上で販売するために雑誌を拾い集めたり、世にフリーペーパーが溢れかえっている今だからこその、新しいルールであろう。


でもそのルール、そんなに必要か?神経質過ぎじゃないか?


網棚の上を掃除するのは昔から鉄道会社の仕事としてあっただろうし、網棚の上に雑誌が残っていてもホームレスが回収し生活費に充てるだけじゃないか。一般乗客の誰にも迷惑はかけていないだろう。


第一ちゃんとゴミ箱に捨てようにも、テロ警戒以降、


ホームにゴミ箱が無いではないか!


なのに言ってるそばからキオスクでゴミを売っているではないか!


キオスクで売っているものは雑誌にしろ菓子にしろすべて暇つぶしに消費したらすぐに捨てられるゴミ候補だ。ゴミ候補を売っておいて、ゴミ箱を置かず、ゴミを持ち帰れとは何事だ?


金を稼ぐために物は売り、一方で神経質乗客の顔色を伺い善意の第三者のフリ。


まるで死の商人だ。


例えばキオスクで売っているパン。


あれはどこで食べればいいのだ。


ホームでか。そのために電車を乗り過ごすヒマ人じゃないから電車内で食べる。すると神経質な客から白い目で見られる。


じゃあホームで急いで食べる。すると食べたら食べたでゴミ箱がない。じゃあゴミは持ち帰るか。ああ、こんな悲しい食事、するんじゃなかった。。





日本は中国とは違う。


中国は「タンを吐くな」というマナーまで電車内に書かれている、公共意識が著しくお粗末な国だ。


日本はそんな国じゃないだろう。


もうこれ以上新しい車内マナーなんか必要ないんだ。


「思いやりを大切に」これだけで十分だろう。


マナーポスターコンテストなんかやるから、電車内がどんどん閉塞していくんだ。


ガキ共が神経質な問題を見つけポスターを描く。


「リュックサックは前へ」だと!?


笑わせるな!シュール過ぎるぞ!


問題ない世界でいちいち粗探しばかりすな!


f:id:tsudashingo:20050403153756:image


これだけじゃない。毎月毎月あげあしを取ろうとしやがって。以下羅列。


f:id:tsudashingo:20050403153856:image


かけてないよー、くまちゃん。大切なお仕事がんばって!


f:id:tsudashingo:20050403153957:image


気にすることないよ、雨大変だったね、くまちゃん。


f:id:tsudashingo:20050403154115:image


漏れてるっつっても小音。みんな、くまちゃんに聞き耳立て過ぎです!


f:id:tsudashingo:20050403154317:image


誰か!くまちゃんを助けてあげて!


f:id:tsudashingo:20050403154401:image


「ひろげすぎにご注意を」って、


そんな日本語聞いたことないぞ!


隣の連中も、神経質になってるヒマがあったら、くまちゃんみたく新聞読んで世界を知れ!!








近年で最重要課題であるケータイ使用のマナーに関しては賛否両論あるだろうが、これだって何故イケナイのかよく分からない。


「ペースメーカーが・・」という理由は当の昔に車内表示から消えたように、その言説はウソだ。んなことで生命を司る機械が壊れないようにとっくに改良されとるわ!(そもそも電車の外も電磁波だらけだろ!)


車内通話がうるさい言うても、おばちゃんや女子高生が友達同士で大声で会話しているのと同じだろ!


よく言うだろう。外人が日本に来て「怖い」と思うのが、電車内でみんな異常に静かにしてることだと。relaxじゃなくtensionしてると。


みんな異端がキライなだけなんだ。静かな車内で浮いたヤツが見えない相手と話してるのが気持ち悪いんだろう。理由なんてそんなもんだ。


小さ過ぎるぞ!神経質過ぎる!


お前は一生電車の中で小音でウォークマン聴きながら、無音でケータイのゲームやってるつもりか!


元気出せ!





そして最後に一つ言わせてくれ。


人身事故で電車が遅れてる時、時計を見ながら苛立ってるヤツへ。人が一人死んでるかもしれないんだ!無事を祈り涙しろ!!人として死んじゃってるのはお前のほうだ!!!


生きろ!











おっさん「ポカーン・・」


shingo「でもルールはルールだ。すまなかった。おっさん、注意してくれてありがとよ☆」











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


(ホワンホワンホワンホワンホワーン・・)


立ち去るおっさんの背中を見ながらここまで20秒。


よっぽど悔しかったのであろうか。


shingo、26歳。


ちいさな、ちいさな、男である。